ハイド・アウト(AS GOOD AS DEAD)88分

投稿者: | 2025年8月16日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

早すぎた本格派(スポーン)のマイケル・ジェイ・ホワイトが製作・脚本・主演とマルチに活躍し、特徴的な格闘術で悪党達とバトルを繰り広げる、色んな要素を含みながらも、非常に後味の良い秀作アクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、格闘技アクションスター、マイケル・ジェイ・ホワイト主演によるバトルアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

人里離れたメキシコ国境付近で隠れ住むような生活を送っているブライアントは、自身を慕う青年オスカーに密かに護身術を指導するが、

身に着けた術をオスカーが人前で使用した事で、ブライアントは犯罪組織から命を狙われる事になってしまい、オスカーにも組織の魔の手が伸びるのだった!!

監督は、(プリズンインポッシブル)や(デッドドロップ)(詳しくはこちら)等のアクション作品を多く手掛けている

R・エリス・フレイジャーで、色んな要素を融合した小気味よい物語を演出しています。

で、主人公の元警察官役で、(スポーン)や(ネイビーシールズ空港占拠)等の本格派アクションスター、

マイケル・ジェイ・ホワイトが登場し、悪党と対峙していきます。

マイケル・ジェイ・ホワイト

で、マイケルに格闘技を習う青年役で、ドラマシリーズ(The Boys)や(Devil’s Whisper)等のルカ・オリエルが登場し、事件に巻き込まれていきます。

ルカ・オリエル

そのギャング団のボスである兄役で、(スパイウルトラ)や(ホステージ・オブ・エネミーライン)等のギレルモ・イバンが登場し、主人公と行動を共にしていきます。

ギレルモ・イバン

で、ルカ・オリエルのガールフレンド役で、(ウィッチサマー)(詳しくはこちら)や(ロックスミス)(詳しくはこちら)等の

ガブリエラ・ケサダが登場し、事件に巻き込まれていきます。

ガブリエラ・ケサダ

で、犯罪組織を影で操る収監中のボス役で、(山猫は眠らない)や(バッドネゴシエーター)(詳しくはこちら)等の

トム・べレンジャーが登場し、出番は少な目ですが主人公を追い詰めていきます。

トム・べレンジャー

で、その部下役で、(ブロウバック)(詳しくはこちら)や(沈黙の粛清)(詳しくはこちら)等のルイス・マンデロアが登場し、主人公達に迫ります。

ルイス・マンデロア

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、メキシコの国境付近の人里離れた荒れた土地に、隠れ住むように一人で暮らす主人公ブライアント(マイケル・ジェイ・ホワイト)が、

自宅周りの監視カメラで辺りを監視しながら、それでも格闘術の訓練は怠らずに続けているシーンから始まります。

どう見ても、何やらワケアリで、近づきがたい感じですが、そんなブライアントの格闘術に憧れの視線を送る少年が現れます。

それが、ギャング団のボスである兄を持つ気の優しい少年オスカー(ルカ・オリエル)で、ひ弱でギャング団の構成員からいじめを受けているオスカーは、

格闘術を身に着けて強い男になるために、毎日距離を置いてブライアントの格闘術訓練を盗み見ています。

しかし、距離は離れていても、十分ブライアントには盗み見ている事がバレてしまう距離なので、ある日ブライアンに詰め寄られてしまいます。

で、街でオスカーが、ギャング団に虐められている姿を既に目撃していたブライアントは、少年の熱意を受けて、独特の構えの格闘術を指導して行く事になります。

それ以来、少年は訓練に励み、メキメキと腕を上げていきますが、そんなある日、服役していたギャング団のボスである兄、ヘクター(ギレルモ・イバン)が急遽出所し、

訓練中のオスカーを訪ねてくることになります。

しかし、揉め事の匂いがプンプンするヘクターを門前払いするブライアントですが、ヘクターの方も警察官の匂いのプンプンするブライアントに敵意むき出しにし、二人は一触即発状態となります。

一応その場は事なきを得ますが、ブライアントとオスカーの師弟関係はそこで途絶えてしまい、オスカーは嫌々ヘクターと行動を共にすることになります。

で、兄に強引に連れていかれた地下格闘バーで、どうしても自分の格闘術の腕試しをしたかったオスカーは、

颯爽と試合に飛び入り参加し、ブライアントに教わった独特の構えの格闘術を披露してあっという間に勝利を手にする事になります。

唖然とするヘクターとギャング団の構成員ですが、この試合で観客が撮影していた動画が拡散され、オスカーは巷で話題の人となっていきます。

『動画見たわよ。』

で、その動画を観た犯罪組織の幹部ピロ(ルイス・マンデロア)と大ボス、キルべイン(トム・べレンジャー)は、

そのあまりに特徴的な格闘技スタイルに、自分達が探していた人物の存在を確信し、オスカーへ魔の手が伸びる、、、、、、、、、というのが、中盤ぐらいまでの物語展開となっています。

スポーン)の頃が懐かしい、早すぎた本格派、マイケル・ジェイ・ホワイト製作・脚本・主演のバトルアクション作品です。

主演ではありますが、正体が判明するまでの前半は、虐められっ子少年の格闘技の師匠、という(ベストキッド)のジャッキー・チェン的な立ち位置で、

青年役のルカ・オリエルも、どことなくラルフ・マッチオに似た雰囲気を持っていますので、少しスケール縮小版の(ベストキッド)な成長物語が描かれて行きます。

さらに、マイケルが披露している独特過ぎる構えの格闘術を、人前で使用してはいけない、というルールを破って、地下格闘技の試合で使用して動画を拡散されて、

師匠を追っていた悪党組織の目に留まり、そのまま弟子周りから隠れていた師匠の居場所がバレてしまう、という流れは、

古いカンフー映画で何度も描かれてきた王道のストーリーで、そこに、最近流行りの舐めてた相手が予想外に強かった展開を織り交ぜて、中盤以降はマイケル無双展開へと突入していきます。

さらに中盤以降、マイケルライジング編に突入しても、ルカ・オリエルは少し印象が薄くなる程度で、しっかりと要所で活躍し、

後半からラストバトルにかけては、しっかりと教わった格闘術を使用して、師匠の一番弟子と激闘を展開するという、なかなかに熱い展開も見逃せないポイントとなっています。

無茶苦茶視界の狭い独特な構え

さらに、前半トラブルメーカーのように登場し、マイケルと火花を散ら出所したてのギャング団のボスギレルモ・イバンも、

なんだかんだとマイケルと行動を共にしているうちに、実は根っからの悪人というわけでもない面も描かれて行き、

最終的には、昨日の敵は今日の友的な、少年ジャンプチックな展開に突入し、ラストバトルでは予想外に熱い展開になっていきます。

しかも、その心を通わせていく印象的なエピソードに、マイケルの過去の思い出話を聞いたギレルモ・イバンが、

その出来事をジャンクロード・ヴァンダムの(HELL)や(ブルージーンコップ)、(キックボクサーリベンジ)、に例えてみれば、

マイケルが、その映画の主演はアラン・ムーシだし、それだったら(ザ・レイド)の方が例えが近いし、あの映画は名作だ、と答える、

格闘系のアクション映画のタイトルを言い合うシーンは、アクション映画好きの方はニンマリしてしまう好エピソードとなっています。

トム・べレンジャールイス・マンデロアの出番があまりに少なすぎて物語にほとんど絡まないぐらいに存在感が薄いのは残念ですが、

ちょっとした出番で、マイケルの奥様ではるジリアン・ホワイトも登場して、ちょっとしたオールスター感も楽しめる秀作アクションとなっていますので、

B級アクション好きの方や、格闘アクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

2022年に製作されたちょっと前の作品ですが、衰えしらずのマイケル・ジェイ・ホワイトからまだまだ目が離せませんね。

作品情報

2022年製作 アメリカ・メキシコ製作 アクション

監督 R・エリス・フレイジャー 製作・脚本 マイケル・ジェイ・ホワイト

出演 マイケル・ジェイ・ホワイト、ルカ・オリエル、ギレルモ・イバン、ルイス・マンデロア、トム・べレンジャー、マイケル・コポン、ジリアン・ホワイト

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