お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
ドラッグと暴力が支配する街で生まれ育った兄妹の希望への逃避行
作品紹介
2020年1月3日公開
今回ご紹介するのは、ジャンクロード・ヴァンダムが少年のために戦うアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ワシントンの下町のスラム街、退役軍人ダニエル(ジャン・クロード・ヴァンダム)はアフガニスタン戦争時の戦闘により心と体に傷を負い、逃れるように麻薬に依存していた。
そんなある日、ダニエルは近隣に住むギャングの一員で麻薬の売人でもある14歳の少年ルーカス(イライジャ・ロドリゲス)が、弟と共にギャング団との関係を断つために命を狙われ、追われる身となっている事を知る。
少年たちの未来を守るため、ダニエルは再び銃を取り、単身ギャング団に戦いを挑む決意をする。
(エクスペンダブルズ2)以降のヴァンダム作品は一時期の低迷期の作品(ザ・ディフェンダーやザ・プロテクターなどDVDスルー向けの内容が薄めの作品群)に比べて圧倒的に内容が良く、作品としてじっくり鑑賞できる作品となっています。
これは、おそらく年齢的にも58歳という事で常にアクションシーンの連続するような展開だと撮影が困難だという事が大いに関係していると思われますが、
逆にそれを理由に、アクション一辺倒になりがちな物語のドラマ部分をしっかり盛り上げる効果もでています。
もちろん昔のような開脚キックがあまり観れないのは残念ではありますが、、。
ただ、本作に関しては実質主役はイライジャ・ロドリゲスであり、ヴァンダムはメインストーリーにほとんど関係ないキャラクターでした。
たまたまその場に居合わせて戦いに参加しますので、もう少し主人公に関わる流れになっていれば、後半の戦いももっと盛り上がったと思います。
本作は渋めのヴァンダムも魅力ですが、何といっても、イライジャ・ロドリゲスが(ボーダーラインソルジャーズデイ)さらに演技に磨きをかけた事を実証したような作品でした。
ということで、主人公ではないヴァンダムが何故か命がけで主人公の替わりに戦ってくれる奇妙な展開の作品ではありますが、
イライジャ・ロドリゲスの好演もあり、見どころは多数ありますので、アクション好きの方には楽しめる作品となっています。
作品情報
2018年製作 アメリカ・ブルガリア製作 アクションドラマ
監督・脚本 リオール・ゲラー
出演 ジャン・クロード・ヴァンダム、デヴィッド・カスタニーダ、アタナス・スレブレフ
スタッフ・キャスト
監督はドキュメンタリー(ジェニンの心)で第22回ヨーロッパ映画賞にノミネートされた経験のあるリオール・ゲラー。出演は58歳になっても、まだまだ現役で不動のアクション俳優ジャンクロード・ヴァンダム。共演は(ボーダーラインソルジャーズデイ)で後半物語の鍵を握る役を演じていた若手注目株イライジャ・ロドリゲスと、同じく(ボーダーライン・ソルジャーズデイ)に出演していたデヴィッド・カスタニーダ。
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