おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
リュック・ベッソンが製作・脚本を担当し、ルーク・エヴァンス、サン・カンの(ワイルドスピード)コンビが共演した台湾を舞台にしたアクションドラマ!!


作品紹介
2025年10月24日公開
今回ご紹介する作品は、リュック・ベッソン製作・脚本、ルーク・エヴァンス主演のアクションドラマ作品です。
それではまずは、あらすじから、
裏社会で暗躍する富豪のクワンは、麻薬取引等多くの犯罪に手を染めていたが、ある日妻ジョーイの息子・レイモンドが手に入れた裏事業の帳簿のデータを、
アメリカ麻薬捜査局の捜査官ジョンに渡そうとした事がクワンに見つかってしまったことで、ジョーイとレイモンドは組織に追われる身となってしまう。
その後、唯一頼れる存在となったジョンとなんとか合流した二人だったが、そこに組織の凄腕暗殺者達が襲い掛かるのだった!?

監督は、(ザ・プロデューサー)等の監督作品や、(ハードターゲット2)の脚本家として知られるジョージ・ホアンで、台湾を舞台にしたアクションドラマを演出しています。


主人公となる捜査官ジョン役には、(ワイルドスピード SKY MISSION)等の人気シリーズや、(ドラキュラZERO)等の
ルーク・エヴァンスが扮し、本作では少し軽めのアクションヒーローを好演しています。



で、ヒロインとなる主人公の元恋人ジョーイ役で、(鵞鳥湖の夜)(詳しくはこちら)や(密告・者)等の
グイ・ルンメイが登場し、悪党相手に激闘を繰り広げます。



で、そのヒロインの現在の夫であり、巨大な権力を持つ悪党組織のボス・クワン役で、(ワイルドスピード ファイヤーブースト)等の人気シリーズや、
(スネークヘッド)等のサン・カンが登場し、主人公カップルを追い詰めていきます。



で、ヒロインの息子レイモンド役で、テレビシリーズ(A Man on the Inside)等のワイヤット・ヤンが登場し、事件に巻き込まれて行きます。


そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、大量の麻薬を製造販売し裏社会を牛耳り、表の世界にも強い影響力を持つ有力者クワン(サン・カン)が、
訴えられた裁判のために台湾へと帰国し、妻であるジョーイ(グイ・ルンメイ)とその息子である養子のレイモンド(ワイヤット・ヤン)と再会するシーンから始まります。


しかし、夫婦中は冷めきっていて、一方的にクワンがジョーイに想いを寄せるものの、ジョーイの方はクワンを毛嫌いしているようで、
息子のレイモンド共々、クワンとは一定の距離を置いて豪邸で生活しています。


実は、この夫婦が結婚した事には訳があり、かつて犯罪組織を率いていたクワンが、突如ジョーイが祖母と暮らす村へと現れて、
その天才的なドライビングテクニックと美貌にほれ込んで、ほぼ祖母を人質にして組織の違法物品の運び屋として無理矢理引き入れるという強引な方法によって仲間となり、
その後色々あって、そのまま夫婦となったという過去があるため、ジョーイの方は一切クワンには目もくれないという結婚生活を送っていたのでした。

しかも、レイモンドは、ジョーイ以上にクワンを毛嫌いし、クワンが経営する会社が海を汚染し、イルカを乱獲するという自然破壊をも進めているため、
なんとか、クワンの悪行を阻止しようと虎視眈々と狙っているという利発な少年へと育っています。

そんなある日、クワンを逮捕しようと潜入捜査を進めるものの、その過程で任務に失敗してしまったアメリカ麻薬捜査局DEAの捜査官ジョン(ルーク・エヴァンス)に
レイモンドが連絡を取ったことで事態は急速に前進することになります。

クワンの留守中にこっそりクワンの部屋へと忍び込んだレイモンドが、組織犯罪の決定的な証拠となる帳簿をゲットし、
その重要な証拠をジョンに託したいと連絡を取ったのです。

任務を失敗した直後のジョンは、上司にその事を報告しますが、台湾への出張の許可は下りず、逆に休暇を取るように命じられてしまったため、
そこは捜査官としてではなく、一般の旅行客として台湾へ向かう事を決意します。

で、レイモンドと待ち合わせたホテルへと向かい、既に連絡していた助っ人チーム(2人だけですが)とも合流し、ホテルの部屋で待機します。

しかし、勘が鋭いクワンは、レイモンドがコソコソしていた事を察知し、帳簿を盗んだ事実を突き止めてレイモンドを縛り上げます。

我が子が酷い目に合っている現場を目にしたジョーイは、なんとか二人で協力してクワンの隙を突いて拘束から脱出、
レイモンドがジョンと待ち合わせしているホテルへと向かいますが、実はジョンは10年以上前にジョーイが組織のトランスポーターをしていた際に、
潜入捜査官として出会っていて、一時期は恋仲にまで発展したものの、その後、ある事が理由で破局したという過去があるため、
躊躇するジョーイではありますが、しかし今現在、親子二人が頼れるのはジョン以外にはいないので、仕方なくジョンの待つ部屋へと急ぎます。

しかし、それと同時に親子二人を追うゴツイ組織員達も、ジョンの存在を確認し、全てを破壊するためにホテルへと向かい、
久々の再会ながらも、非常に気まずい雰囲気のジョンとジョーイ、レイモンドへ魔の手が伸びる!!
、、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

リュック・ベッソンが自身のヨーロッパコープ社で製作と共同脚本も担当し、主演にルーク・ヴァンスと台湾からグイ・ルンメイをキャスティングし、
敵役で(ワイルドスピード)のサン・カンもキャスティングしたアクションドラマ作品です。

邦題や主人公の一人グイ・ルンメイが凄腕のドライバーという設定、そしてサン・カンとルーク・エヴァンスという
(ワイルドスピード)の主要キャストが二人も参加しているという事で、同様のカーアクションメインの爽快な犯罪アクションを誰もが期待すると思われますが、

確かにカーアクションシーンはそれなりに痛快ながらも、それほどカーアクションがメインというわけでもなく、
物語に上手く融合しているような見せ方でもありませんので、特にカーアクションが存在しなくても成り立ってしまうような内容で、
逆に、カーアクションになる度に、なんとなく物語のテンポを邪魔しているようにも感じられてしまいます。

さらに、中盤以降主演の二人が再会してから、関係を取り戻して行く過程でラブコメティックな雰囲気も増して行く事になりますが、その二人の息が合えば会う程、
サン・カンの方の極悪非道(義理の息子に対して、盗んだ帳簿の在処を聞き出すために結構な打撃を加えるという、純粋なハリウッド映画だとあまり見た事ないレベルの非道)ぶりが、
どんどんと浮き上がって行ってしまいますので、(ワイルドスピード)ファンの方にとっては、観ていてつらくなってしまう方もいるかもしれません。

この辺りの、ドラマ部分とカーアクションのなんとなくの不釣り合い感や、非道すぎるサン・カンの出そうで出でない哀愁等が、
終始なんとなく軽いノリのルーク・エヴァンスのキャラクター設定とも、なんとなく不協和音を奏でてしまうのが少々残念な内容となっています。

この辺の不具合は、もしかすると監督のジョージ・ホアンと製作のリュック・ベッソンが共同で脚本を書いているという事での、結果として生じた不具合なのかもしれません。
邪推ですが、、、。

しかし、本作、ラストの直接格闘対決で、サン・カンが逃げ込んだ観客数の少ない映画館で、アンディ・ラウ、金城武主演の(LOVERS)が上映中のスクリーンをバックに
二人がガチンコバトルを繰り広げる、という香港映画好きにとっては『おっ!』と思えるシーンが存在する事を付け加えておきます。


ここは、非常にユニークで、格闘を繰り広げる二人を前に観客のおばちゃんが、
おばちゃん『あれっ?これ3D映画なの?』

と言い放つという、なかなかに良いノリのシーンが存在しますので、監督のセンスに今後の作品への期待が高まります。
映画自体には関係ありませんが、、、。

という事で、少々カーアクションが上手く物語に溶け込みきれていない残念な部分がある作品ではありますが、それでもアクション自体は迫力があり、見所もある作品となっていますので、
カーアクション好き、台湾映画好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。




作品情報
2024年製作 フランス・台湾・アメリカ製作 アクション
監督・脚本 ジョージ・ホアン 製作・脚本 リュック・ベッソン
出演 ルーク・エバンス、グイ・ルンメイ、サン・カン、ワイアット・ヤン


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