お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
スコット・アドキンス主演、アンディ・オン共演作はジャケットからは想像できないエイリアンバトルアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、実際に動けるアクション俳優スコット・アドキンス主演のSFアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ベトナムにある公園の噴水で意識を失っていたクィン(スコット・アドキンス)は、記憶を失っていた。
その後、断片的に蘇る記憶を辿っていくと、娘を何者かに誘拐された事を思い出すのだった。
一方、闇組織の暗殺者であるコナー(アンディ・オン)はある夜、帰宅すると家で寝ていたはずの妻の姿が忽然と消えていた。
手掛かりを探すうちにベトナムの噴水のある公園へとたどり着き、そこで二人の男は出会い、想像を絶する敵に出くわすのだった!?
DVDジャケットからは想像できませんが、エイリアンと格闘するSFアクション作品です。
因みにジャケットように銃を撃つシーンもありません。
何の映画の写真でしょうか?謎ですね、、。
というわけで、瞬間移動や念力で物体を動かしたり、消したり、と何でもできるエイリアンと何故か格闘する作品です。
制作がZ級作品を多数製作するレジェンド、ロジャー・コーマンなので、そういった流れの作品です。
ですので、突っ込みどころしかない、ような作品になっています。
あと、どちらかというと、実際の主役はアンデイ・オンの方で物語の比重はアンディの方が少し高くなっています。
原題が示す通り本作は愛する者を(誘拐)された二人の男の戦いを描いた作品です。
本来一人のはずの主人公をわざわざ二人にして分散しています。
恐らく、アンディ一人の主演ではちょっと全米公開時の知名度として弱いとの判断でアドキンスの出演シーンを足したか、
逆にアドキンス主演で進めたいけれど、製作費の都合で拘束時間を少なくさせたいので、
アドキンスが演じるはずだったシーンをアンディに演じてもらっているのか、どちらかではないでしょうか。
それぐらいに二人が一緒になるシーンは少なく、後半で少しだけしかありません。
本作ではアドキンスは製作総指揮も担当しているので、それを考えると、何らかの製作上の都合で自分が演じるはずだったシーンを
(ブラックマスク2)からの知り合いであるアンディに声をかけて手伝ってもらった、という流れも見えてきそうな気がしますね。
それゆえにチグハグ感のある作品となってしまっていますが、、。
それでも、ロジャー・コーマン製作と考えると、そういったチグハグ感は珍しい事ではない、と思えてしまうから不思議です。
アクションに関していえば、スコット・アドキンスとアンディ・オンという今、一番動けるアクション俳優が二人も出演していますので、素晴らしい格闘シーンの連続となっています。
それぞれに活躍するシーンがちょこちょことあり、ラストで激突、となるわけですが、
この二人の激突は、共演したアンディ・オンデビュー作の(ブラックマスク2)が2001年製作で、無名時代のスコット・アドキンスも出演していますので、約20年ぶりのリターンマッチです。
しかも、お互いアクション俳優として第一線で大活躍中ですので、この対決シーンが本作一番の見せ場といっても良いと思われます。
その割に、結構あっさり目に終わってしまうのが残念ではありますが、恐らくスケジュールの都合上、これぐらいが精いっぱいだったのではないでしょうか。
というわけで、本作は正直、ジャケットなどから期待する面白さとは違う種類の作品だとは思いますが、
実際動けるアクション俳優が激突する作品となっていますので、格闘アクション好きの方でしたら楽しめる作品となっていますので、一度ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2019年製作 アメリカ・中国製作 SFアクション
監督 アーニー・バーバラッシュ 制作総指揮 スコット・アドキンス、ロジャー・コーマン
出演 スコット・アドキンス、アンディ・オン、リリー・ジー、ダニエル・ホワイト
その他のスコット・アドキンス主演作品
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