お薦め度 ★★★★★★★☆☆☆
まさかのドニーアクションと学園ドラマの融合!
今回ご紹介するのは、まさかのドニー・イェンの学園ドラマです。
でも、そこはドニー主演作なので、しっかりカンフーアクションは盛り込まれています・
それでは、まずはあらすじから、
数年間大学進学者を出していないタックチー学園は香港では成績最低レベルの学校とレッテルを貼られていた。
ある日この学校に新任の男性教師が赴任する。
その名はチャン・ハップ。
担当するクラスは学校でも特に問題児の多い6Bだった。
特に素行の悪い5人はチャンに反抗し、不登校になる者も出たが、チャンは決して諦めず、生徒たちそれぞれの問題と向き合い、それを解決してゆく。
そんなある日、生徒の一人がアルバイト先で客とトラブルになり、知らせを受けたチャンは仲裁に入る。
しかし、意外にもその相手はかつてチャンとの間に因縁のある人物であった、、。
ドニー・イェンのアクションと学園ドラマの融合という事で、そろそろアクション控えめのドラマ重視の作品にシフトいってしまうのか、と鑑賞前は思っていました。
しかし、実際鑑賞してみると思っていた以上にアクションもちゃんとあり、しかもそれが違和感なくドラマと融合しているバランスの良い作品となっていました。
さらに、意外、といっては失礼かもしれませんが、ドニーの教師役が様になっていて、観ているうちに、こんな先生いたら良いなぁと、普通に思ってしまうぐらいに説得力がありました。
また、近年(霊幻道士)のリメイク、というかリブートである(キョンシー)等で復活中のビリー・ローが渋い親父さん役で出演しており、娘との親子ドラマが泣かせてくれたことも、この作品のドラマ部分の良さに一役かっていました。
80年代はほぼ全作で嫌味なキャラクターを演じていたビリー・ローですが、年齢を重ねて渋くなって帰ってきた、といった感じです。
この親子ドラマ部分だけでも1本、作品ができてしまいそうなぐらいでしたので、続編やスピンオフドラマなどがあれば人気のシリーズになりそうです。
という事で本作はドニー・イェンアクションがドラマとも融合できる事を証明した秀作となっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。
作品情報
2018年製作 香港製作 アクションドラマ
監督 カム・カーワイ 製作総指揮 バリー・ウォン アクション監督 谷垣健治
出演・製作 ドニー・イェン、ジョー・チェン、ユー・カン、ビリー・ロー、アルフレッド・チョン
スタッフ・キャスト
監督は(イップマン)シリーズで助監督を務めたカム・カーワイ。
製作総指揮にチョウ・ユンファの(ゴッドギャンブラー)やジャッキー・チェンの(シティハンター)など常にエンターテイメント系の娯楽作品を提供し続けているバリー・ウォンがあたっている。
出演は(イップマン)シリーズ、(トリプルX再起動)、(ムーラン)などの最後の本格派ドニー・イェン。
共演に(スペシャルID特殊身分)のユー・カン、(モンキーマジック悟空誕生)のジョー・チェンなどドニー・イェンとの共演も多い顔馴染みのキャスト。
また、(霊幻道士)シリーズ等のとぼけた隊長役などでお馴染みだったビリー・ローが女生徒の父親役で渋く助演している。
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