スペースインベーダー(INVADERS FROM MARS)99分

投稿者: | 2024年5月26日

おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

(スペースバンパイア)のトビー・フーパーが監督し、(バタリアン)のダン・オバノンが脚本を担当した愛嬌のあるエイリアンが登場するファミリー向け娯楽SFアクション!!

作品紹介

1986年7月5日公開

今回ご紹介する作品は、SF・ホラー映画の巨匠、トビー・フーパーが監督した娯楽SFアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

カンザス・シティに住む11歳の少年デイヴィッドは、ある夜自宅の裏庭で、怪しく光る巨大な飛行物体を目撃する。

必死で両親にその存在を訴えるが、聞き入れてはもらえず、その夜は眠る事になるが、翌朝起きてみると父親の様子はおかしくなっていた。

その後まもなく、学校のマケルチ先生や、同級生等、様子のおかしくなる人々が増えていき、追い詰められたデヴィッドは、

優しい保健室の先生と共に知り合いのアメリカ軍ウィルソン将軍に助けを求めるのだった!?

監督は、(悪魔のいけにえ)シリーズや(スペースバンパイア)等、ホラーやSFジャンルで、大活躍中だった時期のトビー・フーパーで、

ファミリー層向きの娯楽要素溢れる侵略SF世界を演出しています。

主人公の少年役は、(パリ、テキサス)や、金城武出演の(ニューヨークデイドリーム)等のハンター・カーソンで、

無邪気な演技で、愛嬌のあるモンスターと対峙していきます。

本作のハンター・カーソン
ハンター・カーソン

で、少年と相棒のようになる保健室の先生役で、(エアポート‘75)や(華麗なるギャッツビー)等のカレン・ブラックが登場し、主人公と共に激闘を繰り広げていきます。

本作のカレン・ブラック
カレン・ブラック

で、後半、一緒に戦う事になる将軍役で、(バタリアン)シリーズや、(宇宙からのツタンカーメン)等の

ジェームズ・カレンが登場し、ワイルドな魅力で、エイリアンと対峙していきます。

本作のジェームズ・カレン
ジェームズ・カレン

で、様子がおかしくなる教師役で、(エクソシスト2)や(炎の少女チャーリー)等のルィーズ・フレッチャーが登場し、主人公バディを追い詰めていきます。

本作のルィーズ・フレッチャー
ルィーズ・フレッチャー

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、カンザスシティに住む11歳の少年デビッドが、ある夜の明け方、

部屋の窓から見える裏山の向こうに何やらとんでもなく明るい光る物体が飛来してくるのを目撃してしまうシーンから始まります。

で、取り乱したデビッドは、直ぐに両親を起こして、謎の物体が飛来した事を訴えますが、こういう状況で、すんなり信じる親は絶対いませんので、

夢を見たとたしなめられて、その日は再び眠りにつきます。

しかし、翌朝、起きてみると、早速父親の様子がおかしく、首の後ろには何かの痕があり、会話は上の空、

食事の仕方も何かおかしい、という事で、そのまま逃げるように学校に出かけます。

で、その日はとりあえず学校で普通に過ごしますが、仕事に行ったはずの父親が帰宅せずに、警察に連絡することになります。

ただ、警察もなんとなく様子がおかしい事にデビッドは気付きますが、そうこうしているうちに怪しい父親も、怪しい同僚を連れて帰宅し、

だんだんとデビッドの周りの人々が、怪しさ満載になっていきます。

で、怯えながらその日も床に就き、翌朝目覚めてみると今度は母親がおかしくなってしまい、学校に向かうと、

今度は、鬼教師ルィーズ・フレッチャーが、実験用のカエルを丸のみにしてる、エグい現場を目撃してしまいます。

で、優しい保健室の先生カレン・ブラックに助けを求めると、最初は信じないながらも、だんだんと周りのおかしさにブラック先生も気づき、

デビッドとバディを組む流れになり、知り合いのアメリカ軍の将軍ジェームズ・カレンと共に謎の侵略エイリアンと激闘を繰り広げていく、というのが大筋となっています。

基となったのは、1953年製作の(惑星アドベンチャー スペースモンスター襲来!)という作品で、基本的には設定や物語展開等も同じではありますが、

本作は、トビー・フーパーのホラー要素よりも娯楽要素の方を前面に推しだしたようなリメイクとなっていますので、

グロいシーン等は、ほとんど無く(帰る丸のみは、ある意味グロいですが、、、)、ファミリーでも鑑賞できるような内容となっています。

物語展開も非常にシンプルで、お決まりの展開に、愛嬌のあるモンスター、そして言葉を話さないモンスターに変わって、

先頭きって主人公を追いかける事になる鬼教師ルィーズ・フレッチャーの揺るがない圧迫感、そして可憐なのかどうか分からにながらも可憐な存在的に登場するカレン・ブラックの存在と、

後半突然登場して、主人公達そっちのけで、主人公のようにエイリアンと対峙していく事になるジェームズ・カレン将軍、

という感じで、魅力は一杯ながらも、なんとなく全体を包むゆるさと、なんとなく香るB級感が、なんともいえない相乗効果となって、独特の雰囲気を醸し出すSFアクションとなっています。

その、ちょっとハズしたような世界観は、クライマックス近辺で、物凄く年上の保険の先生を、11歳の少年が、

『リンダ!!』

と何度も、呼び捨てで呼ぶ、マセヒーローぶりや、

ファミリー向けっぽい作品とは思えないようなエンディング

等、トビー・フーパーらしいと言えばらしい作品となっています。

という事で、全体的にゆるーい作品ですが、それでも娯楽要素には凄く溢れた内容となっていますので、

SF映画好きの方や、80年代作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

1986年製作 アメリカ製作 SFアクション

監督 トビー・フーパー 脚本 ダン・オバノン

出演 ハンター・カーソン、カレン・ブラック、ルィーズ・フレッチャー、ティモシー・ボトムズ、ラレイン・ニューマン、ジェームズ・カレン、バッド・コート

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