ジェイソンX 13日の金曜日 (JASON X)91分

投稿者: | 2024年8月16日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

長き冷凍睡眠から覚醒したジェイソンが、遠い未来の宇宙船内で暴れまわる、舞台を宇宙に置き換えて描かれるシリーズ通算10作目となるバトルアクションホラー!!

作品紹介

2002年9月13日公開

今回ご紹介する作品は、(13日の金曜日)のシリーズ十作目となるバトルアクションホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

多くの人々の命を奪ってきた連続殺人鬼ジェイソンがついに捕らえられた。

しかし、どんな刑を執行してもジェイソンの命を奪う事はできずに、ついに政府はクリスタルレイク研究所チームによるジェイソンの冷凍睡眠を決定した。

しかし、その刑執行中、ジェイソンは執行官の隙を突いて再び殺戮を開始する。

研究所で一人生き残ったローワンは、ジェイソンを冷凍装置へと誘い込むが自身も攻撃を受けて重症を負ってしまう。

瀕死の状態のまま冷凍装置を作動させたローワンは、ジェイソンと共に冷凍睡眠へと入ってしまう。

それから455年後、考古学者のロウ教授たちによって蘇生されたローワンとジェイソンは、時を越えて再び対決する!?

監督・製作総指揮は、(スキンウォーカーズ エクリプス)や(人間狩り)等のジェームズ・アイザックで、テンポの良いアクションホラー展開を演出しています。

主人公の女性研究員役は、(ストームゴッド)や、ドラマシリーズの(チャッキー)等のレクサ・ドイグが扮し、

ジェイソンと長年に渡って対峙する女戦士を好演しています。

レクサ・ドイグ

で、アンドロイド戦士役で、ドラマシリーズ版の(トータルリコール)や(アルファズ)等のリサ・ライダーが登場し、

バイオハザード)のミラ・ジョボヴィッチのような活躍を見せていきます。

リサ・ライダー

ジェイソン役は、シリーズ前作(ジェイソンの命日)から続投で、(ハチェット)等多くの作品で殺人鬼を演じているケイン・ホッダーで、

本作でも風格さえ漂う佇まいで、若者を追い詰めていきます。

ケイン・ホッダー

で、兵士を率いる軍曹役で、(G.I.ジョー漆黒のスネークアイズ)や(インクレディブルハルク)等のピーター・メンサが登場し、ジェイソンと激闘を演じます。

ピーター・メンサ

で、ほとんどゲスト的な出演ですが、前半登場する博士役で、(スキャナーズ)や(ビデオドローム)等の巨匠監督、

デビッド・クローネンバーグが登場し、印象を残していきます。

デビッド・クローネンバーグ

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、西暦2000年の現代、ついに捕らわれたジェイソンは、

勿論極刑に処されるも、どんな方法を使っても死に至らしめる事ができないので、ついに刑を執行する事を一旦諦め、

クリスタルレイク研究所で、冷凍睡眠の処置を行い、未来へと処置を引き延ばす事が決定され、今まさに冷凍睡眠の処置を行っている最中、というシーンから始まります。

しかし、不死身、というシンプル且つ自然界の常識では考えられない存在を、金銭目的で利用しようとする悪党一派が勿論この世界でも存在し、

権力のある何かの博士(デビッド・クローネンバーグ)が、催眠を阻止しようと特殊部隊のようなゴツイ面々を率いて研究所を訪れます。

で、冷凍ジェイソンになる前の、生ジェイソンをゲットしようとしますが、勿論、すんなり行くはずもなく、

ジェイソンは息を吹き返し、博士と兵士を瞬殺、冷凍睡眠を進めていた責任者の女性科学者ローワン(レクサ・ドイグ)だけが生き残り、

ジェイソンをなんとか冷凍睡眠カプセルに閉じ込め、装置を起動させますが、格闘の際に自身も傷つき、動けなくなっている間に、

研究室自体がロックされてしまい、研究室事冷凍状態になり、ジェイソンと共にローワンも冷凍睡眠状態に陥って、、、、、、

、、、、、、、、、、、

、、、、そこから時代は経過し、、、、、

、、、、、、、、、、

455年後に二人は目覚める事になります!!

その時代には、地球は汚染が進み、既に人類は、地球を捨てて、発見した第二の地球へと移り住み、そこから何世代も時代が経過している状況となっています。

で、荒れ果ててしまった地球に考古学の学習のために企画された研修旅行として、宇宙船に乗って学生と考古学の教授がやって来ていた、

という事で、その考古学の調査中に冷凍睡眠状態で保存されていた二人が偶然発見される、というところから本題へと突入していきます。

この時代では、科学は飛躍的に進歩し、宇宙船が宇宙を航行するのは当然ながら、医療の面でもアリの形をしたナノマシンが開発され、

それを体中に這わせる事で、損傷した身体の組織を補って治癒する、という魔法の医療が発達しています。

このナノアンツによって、冷凍睡眠から覚醒したローワンは、損傷している組織を復活させ、2000年と同じ健康状態を取り戻す事に成功します。

ただ、ジェイソンの方は、何となくヤバそうなので、ナノアンツは使わずに、遺体の組織を研究するために学生の一人が研究を始めます。

が、勿論、ジェイソンにはナノアンツを使用しなくても、勝手に蘇生する特徴がありますので、速攻でむくりと起き上がり、学生の一人をガツンと瞬殺してしまいます。

で、その後もサクッと学生を殺害しますが、先生とメインの学生たちは、覚醒したローワンが気にするジェイソンの不死身説を全く信じません。

しかし、確認のためにジェイソンの遺体を調べようとすると、惨たらしい学生の姿のみでジェイソンは姿をくらましていますので、

護衛のために学生たちと一緒に乗船していたブロツキー軍曹(ピーター・メンサ)率いる特殊部隊は、宇宙船内で行方不明になったジェイソンを探して、

苛烈なバトルを展開する、、、、、というのが、大体の大筋となっています。

今までのシリーズ同様の展開から始まりつつも、前半でその流れを覆すような、大転換でびっくりするような展開に捻って行く、

という流れは、前作の前半で身体が四散したジェイソンが、他人の身体をどんどん乗り換えていく、というびっくり展開にも通じるような構成で、

本作以降に製作された(フレディVSジェイソン)では、直球のびっくりホラースター対決が展開されるという流れになっていきますので、

前作と合わせて、【びっくりジェイソン三部作】とでも呼んでも良いような捻った内容の作品となっています。

シリーズとしても9作目、10作目、11作目ですので、それまでお約束の様に登場していた設定を逆手に取って、

その設定からどれだけ逸脱するのか?を見所にしたようなシリーズの回数を重ねたからこそできる、お遊び感覚をメインとしたような三部作となっています。

ただ、本作に関しては、変化球な内容ではあっても、(エイリアン)シリーズ以降、一つのジャンルとして確立した、

密閉された宇宙船内を舞台にしたエイリアンバトルものとしての面白さを、色んな人気作品から上手く拝借してジェイソン要素に落とし込み、

しっかりと近未来が舞台のエイリアンアクションとして見所のある作品となっています。

勿論、ジェイソンが相手ですので、本来の見せ場としては、調子ノリの若者はサクッとやられてしまいますし、

ゴツイ戦闘員もナタ一本でサクサクッと返り討ちにあっていきますので、人数が多い分それだけ見所も満載となっています。

そこに、宇宙が舞台という事で、逃げ込もうとしていた宇宙ステーションが、ジェイソンの妨害によって破壊されてしまい、逃げ場がなくなったり、

脱出ポッドを独占しようとした自分勝手なヤツのせいで、さらに逃げ場が無くなったり、と宇宙ものとしての危機も満載で、

宇宙という状況とジェイソンという驚異の二段構えで主人公達をピンチが襲います。

さらに、クルーとして乗船している女性型アンドロイドKM(リサ・ライダー)の、どう見ても同年に公開された(バイオハザード)のミラ・ジョボヴィッチの影響大な、

二丁拳銃&カンフーな大活躍や、不屈の戦士ピーター・メンサとジェイソンのクライマックスまで続く大バトル、

そして、ついにナノアンツによってジェイソンが、スペースジェイソンへと進化を遂げる展開等、

漫画チックな娯楽要素を上手く取り込んで、独特のSFアクションバトルホラーの世界観を構築しています。

クライマックを迎えるシーンもその後の展開が期待できる(直結の続編は製作されませんでしたが、、)ような、粋なエンディングで終幕となります。

という事で、いきなり455年後の未来、しかも宇宙船内が舞台という、物凄い大変化球な作品ではりますが、

内容的には、しっかりとしたSFバトルホラー作品となっていますので、ホラー映画好き、SF映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2002年製作 アメリカ製作 SFホラー

監督・製作総指揮 ジェームズ・アイザック 製作総指揮 ショーン・S・カニンガム

出演 レクサ・ドイグ、リサ・ライダー、ピーター・メンサ、チャック・キャンベル、ジョナサン・ポッツ、ケイン・ホッダー、デビッド・クローネンバーグ

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