シャレード(CHARADE)113分

投稿者: | 2020年4月23日

お薦め度 ★★★★★★★★☆☆

パリの名所を舞台にヘプバーンが大金をめぐる陰謀に巻き込まれる謎解きゲーム!

作品紹介

1963年12月21日公開

今回ご紹介するのは、オードリー・ヘップバーン主演の言わずもがなの名作サスペンス作品です。

それでは、まずはあらすじから、

夫との離婚を決意したレジーナ(オードリー・ヘプバーン)は旅行先のスイスで一人の紳士ピーター(ケーリー・グラント)と出会う。

ところが、パリの自宅に帰宅したレジーナを待っていたのは夫の不可解な死だった。

家財道具はすべて売り払われ、残されていたのは数点の私物のみだった。

葬儀会場には3人の謎の男たちが現れ、25万ドルと返せと迫ってきた。

全く身に覚えのないレジーナはピーターに助けを求めるが、彼自身にもこの事件の背後に影を感じるのだった、、。

永遠のスター、オードリー・ヘプバーン

CHARADEとは言葉に頼らない身振りなどのジェスチャーで物事を伝える手法の事で、その意味から派生して謎解きゲームなどの意味で使われています。

もう何も言う事のない名作ですが、以前に鑑賞したときは幼少期であまり理解できずにしっかりと鑑賞できていなかったので、改めて鑑賞してみました。

予告編ではサスペンス、コメディ、ロマンスと3つの要素が重なり合うという物語を前面に押し出していましたが、鑑賞してみると全くその通りで調度その要素がバランス良く混ざり合っていました。

物語もさることながら音楽や衣装、キャストなどすべてが豪華でロマンティックな作品でした。

ヘプバーンの魅力は間違いありませんが、ケーリー・グラントのおどけた雰囲気

コバーンやジョージ・ケネディの悪役だがどことなく憎めない雰囲気

ウォルター・マッソーの貫禄などそれぞれが持てる特性を最大限に生かして出来上がった非常に素晴らしい作品でした。

とにかく全編に漂うロマンティックな雰囲気がサスペンスを非常に盛り上げる素晴らしい作品となっています。

後に、リメイク作が製作されましたが、やはり本作の高い完成度を越えるような内容にはなっていませんでした。

おそらく、今後また新たにリメイク作を製作しても本作を越えるような内容にはならないのではないでしょうか。

それほど、製作から約60年経過しても現在製作されているような作品群と変わらないぐらいの名作となっています。

数年おきには観返しても十分楽しめる作品となっていますので、一度と言わず何度もご鑑賞頂きたい作品です。

パリの街を駆け巡る

作品情報

1963年製作 アメリカ製作 サスペンス

監督・製作 スタンリー・ドーネン 原作 ピーター・ストーン、マルク・ベーム

音楽 ヘンリー・マンシーニ 衣装 ユベール・ド・ジバンシィ

出演 オードリー・ヘプバーン、ケーリー・グラント、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディ、ネッド・グラス

最高の顔合わせ

スタッフ・キャスト

監督・製作は(雨に唄えば)の巨匠スタンリー・ドーネン。

出演は永遠のスター、オードリー・ヘプバーンとこちらも永遠のスター、ケーリー・グラント。

そのほかに(荒野の七人)などの名優ジェームズ・コバーンや(暴力脱獄)などのジョージ・ケネディなど。

また印象に残る音楽をヘンリー・マンシーニが、オードリーの衣装をユベール・ド・ジバンシィが担当している。

謎の男ケーリー・グラント

本作のリメイク作品

マークウォルバーグ主演、ティム・ロビンス共演の名作の現代風アレンジ(シャレード)はこちら

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