ギャラクシー・オブ・テラー 恐怖の惑星(GALAXY OF TERROR)81分

投稿者: | 2020年12月17日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

プロダクションデザインにジェームズ・キャメロンも参加するロジャー・コーマン製作のB級魂溢れるエイリアンものアクション!!

作品紹介

日本劇劇場未公開作品

今回ご紹介するのは、B級映画の帝王、ロジャー・コーマン製作のSFアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

モルカンタス星で消息を絶った宇宙船リーマス号のクルーを捜索する目的で、調査隊が編成された。

調査クルーはクエスト号に乗り込み、捜索開始する。

モルカンタス星に降り立ったクルーたちは、そこに古代ピラミッドにも似た建立物を目にする。

しかし、謎のピラミッドへと調査隊が足を踏み入れた時、正体不明の何かの存在を背後に感じのだった、、、!?

内面の敵と戦う調査員

マインドワープ恐怖の大銀河)という邦題で公開予定だった作品が、配給会社の倒産でお蔵入りとなっていたところ、

2013年になって、ようやくブルーレイソフトとして陽の目を見たレア寄りの作品です。

制作はB級映画の帝王ロジャー・コーマン

第二班監督に当時ロジャー・コーマンの門下生だった、ジェームズ・キャメロンがあたっています。

今の感覚ですと豪華ですが、当時の作品内容は、かなりのB級感溢れる、味のある手作りムービーと言った感じとなっています。

前半は大人しい流れですが、中盤以降、惑星モルカンタスに着いて以降は、特殊効果の腕の見せどころとなっていて、

一人づつ犠牲になっていく調査隊たちが、いかにしてエリアンに殺されていくのか、というシーンの連続となっています。

それが多彩で、全員違う殺され方をするのですが、

腕の中に刃物が食い込んできたり、何故か裸にひん剥かれてねちゃねちゃになったり、

触手のようなもので体をグシャッとされたりと、思いつく限りの殺され方で犠牲になります。

さらに、その犠牲になった調査隊が、後半、殺された姿で復活して、生き残りの調査隊に襲い掛かる、

という一粒で二度美味しい展開となっています。

腕っぷしの強いリーダー

一応、自分の中にある恐怖のイメージが具現化して襲い掛かってくる、と言う説明が入りますが、

正直、そのイメージが良くわかりません、、。

ストーリー的には、後半までくると、どうでも良くなってくるのですが、

ラストも、あまりに唐突な幕切れ、となります。

上映時間も81分と極端に短いので、予算の都合に合わせて、色んな説明は全て省いている感じがしますが、ロジャー・コーマン作品なので、

もう、これが味である、と割り切っての鑑賞が必要、という鑑賞する側にも歩み寄る姿勢が必要な作品となっています。

そういう癖のある作品ではありますが、

今では巨匠となったジェームズ・キャメロンも参加している、SF映画史的には、ちょっとは気になるような作品でもありますので、

SF好き、B級作品好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

上映時間も短いので、割とサクッと鑑賞できますよ。

因みに本作のブルーレイはプレミア化してます。

あと、そういえば、後の(エルム街の悪夢)のフレディ役、ロバート・イングランドも出てます。

一人一人犠牲になっていきます

作品情報

1981年製作 アメリカ製作 SFアクション

監督・脚本 ブルース・D・クラーク 制作 ロジャー・コーマン

第二班監督・プロダクションデザイン ジェームス・キャメロン

出演 エドワード・アルバート、エリン・モーラン、ロバート・イングランド、レイ・ウォルストン

触手に襲われる女性隊員

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