キャッシュアウト(CASH OUT)92分

投稿者: | 2024年12月12日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

ジョン・トラボルタが、極悪でも、カリスマでもない、人情味のあるやり手の窃盗チームリーダーを演じた、良い雰囲気の銀行籠城サスペンスアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ジョン・トラボルタが味のあるキャラクターを演じた泥棒アクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

仲間と共に、様々なミッションで、多くの品物を強奪してきた大泥棒メイソンは、今回は、大金持ちから高級車を盗む事に成功しながらも、

その逃走中に、仲間で恋仲だったエイミーが、FBIの潜入捜査官だったことを知り愕然とするのだった。

その後メイソンは、エイミーのショックから立ち直れずに、引退状態となっていたが、杜撰な計画で銀行強盗計画を進める弟が心配になり、急遽現場へと復帰するのだった。

監督は、長年製作者として多くの作品をプロデュースし、近年は監督として(ミッドナイトキラー)(詳しくはこちら)や

ワイルドリベンジ)(詳しくはこちら)等、B級作品で活躍しているランドール・エメットで、本作では意外に痛快な泥棒映画を演出しています。

主人公となる窃盗団のリーダー役は、(オペレーションゴールド)(詳しくはこちら)や(ファナティック)(詳しくはこちら)等、

まだまだ主演作品で活躍中のジョン・トラボルタで、お得意の犯罪者のリーダー役を好演しています。

ジョン・トラボルタ

で、ヒロインであり、ライバルとなる捜査官役で、(セックス・アンド・ザ・シティ)シリーズや、(センター・オブ・ジ・アース2)等の

クリスティン・デイビスが登場し、トラボルタと対峙していきます。

クリスティン・デイビス

で、トラボルタの弟役で、(バビロン)や(ファーストマン)等、有名作品でも活躍している子役出身ルーカス・ハースが登場し、物語を引っ張っていきます。

ルーカス・ハース

で、窃盗チームのハッカー女子役で、(デッドトリガー)(詳しくはこちら)や(スナイパーズアイ)(詳しくはこちら)等の

ナタリー・ユラが登場し、トラボルタをサポートしていきます。

ナタリー・ユラ

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、豪華なプライベートジェット機でとある飛行場にやって来たトラボルタクリスティン・デイビスのカップルが、

そこにある倉庫で厳重に管理されている超高級車を、その持ち主のゴキゲンを伺って、まんまと試乗するふりをして、そのままトンズラするシーンから始まります。

で、そのミッションは、トラボルタをリーダーにした6人のチームで動いていて、弟も参加して今回もミッションコンプリート、、、、、、

、、、、と思ったら、割と早めに警察とFBIが登場し、高級車とトラックで走り去るトラボルタチームをパトカーが追います。

いくら何でも、FBIの登場が早すぎる、とトラボルタが考えるスキも無く、助手席にいたクリスティンが、トラボルタに銃を向け、自身が実はFBIの潜入捜査官である事を告げます。

クリスティンにゾッコンだったトラボルタは、物凄くショックを受けますが、とりあえず逃走中ではありますので、仲間にプランBへの移行を告げます。

プランBは、逃走用に使用している車ごと、港から海に突っ込む、という荒々しい、万が一の時のプランで、

せっかくゲットした高級車ごと海に突っ込んで、、、、、、、、、、、

、、、、、から三か月が経過したところから、本編へと突入していきます。

たったの三か月ではありますが、最愛のクリスティンが、実は潜入捜査官だった、という事へのトラボルタの傷心は相当なものだったようで、

人里離れた一軒家で、孤独に毎日酒を煽って釣りしかしない、という世捨て人のような生活を送っています。

ルーカス『あにき、、、。』

そこへ、弟であるルーカス・ハースが登場し、元気のないトラボルタを励まし、近日中に銀行の貸金庫内にある暗号資産のデータを頂くという弟が計画したミッションに

なんとかトラボルタも参加してくれるように頼みますが、もう引退を決意しているトラボルタには響かずにトラボルタ以外のメンバーだけでミッションを行う事になります。

で、無茶苦茶頼りないルーカスですが、とりあえずやり手の仲間のサポートもあるという事で、計画通りにその銀行に支店長が外食中(多分お昼休憩)に、

銃を向けて貸金庫の扉の指紋での認証を通過するために、銀行へと向かいます。

と、いうところで、頼りない弟を心配したトラボルタが現れ、隙だらけのルーカスをフォローし、

とりあえず杜撰な計画を止めようと、銀行内にいる仲間達の下へと向かいます。

で、そうこうしている内に、止めていたはずのルーカスが、勝手に支店長を連れて指紋認証のセキュリティに指を置いた途端にアラームが鳴り響き、

警備員は銃を抜き、一触即発の状況になり、やむを得ず、トラボルタが指揮をとって警備員を制圧し、人質を確保し、銀行に籠城することになってしまいます。

で、勿論計画したのはルーカスの方なので、お目当ての貸金庫に向かい、目当てのボックスを開けて中身を確認、、、、しても何も入っていない、

ルーカスは事前に調べて計画を立てたのに、、、、という流れで、どうしようもなくなったトラボルタは、

結局は自分自身が指揮を執ることになり、その情報の出どころや、貸金庫の契約者、等調べ上げているうちに警察とFBIに包囲されてしまい、万事休すか、という状況で、、、、、

FBIの交渉人として姿を現したのは、、、、、、、

、、、というのが、大体の大筋となっています。

内容的には、銀行強盗計画が失敗した事で、銀行に人質を取って籠城するクライムアクションサスペンス作品で、

トラボルタも、多くの作品で演じてきた犯罪者のリーダー役を再び演じた、お約束設定の作品ですが、

本作独自の魅力としては、これまで多くの作品で演じてきた、カリスマ的な近寄りがいたいリーダーや、

あまりに極悪人過ぎて、やっぱり近寄りがたいリーダーではなく、やり手ではあるけれども、頼りない弟をいつも気遣う弟想いで、

最愛の彼女に裏切られて、そのショックのあまりに世捨て人のように落ちてしまう、という非常に人間味のある役柄で、

1990年代ぐらいに(パルプフィクション)で再ブレイク以降に、良く演じていた、皆が好きだったころのあの魅力的なトラボルタが観れる作品となっています。

そのトラボルタのキャラクターを筆頭に、こういうジャンルの作品ではありがちな、仲間内にサイコが交じっていたり、

そういう役柄を担いそうな弟も、しっかりと兄想いで、しかもしっかりと生粋の天然ぶりで、

銀行強盗に入るのに、貸金庫に鍵がある事を知らなかったり、人質に隙を突かれて逃げられる、という天然ぶりを炸裂していきます。

ルーカス『あれ?中身ナッシング、、、。』  トラボルタ『、、、、、。』
トラボルタ『情報源、ちゃんと確認したのか?』   ルーカス『う、、、うん、、。』
ルーカス『お、、、怒ってる?』   トラボルタ『、、、、いいや。』

さらに、FBI役のクリスティンも、職務は果たしたけれども、実は、お互いに、未練は残した状態で、緊迫感のある状況でも、

なんとなく、お互いを気遣い合っている、という温和なムードが作品全体を包んでいます。

このコメディでもなく、シリアス過ぎる犯罪サスペンスでもない、独特なムードが、本作の魅力で、近年製作されたトラボルタ主演作品の中では、

群を抜いて楽しみ易い作品となっていますので、最近のトラボルタ作品を鑑賞していなかった方や、1990年代のトラボルタ作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいがかでしょうか。

作品情報 

2024年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション

監督 ランドール・エメット 製作 ジョエル・コーエン

出演 ジョン・トラボルタ、ルーカス・ハース、クリスティン・デイビス、ナタリー・ユラ、クエイボ、ジョエル・コーエン

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