お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
目が覚めたら、両手に銃を固定され、命がけのバトルに強制参加!!ファミリー映画卒業後の作品選びにセンスの光るダニエル・ラドクリフ主演のガンアクション!!でも、一番光っているのはサマラ・ウィーヴィング!!
作品紹介
2021年2月26日公開
今回ご紹介するのは、ダニエル・ラドクリフとサマラ・ウィーヴィング主演のガンバトルアクションです。
それでは、まずはあらすじから、
うだつの上がらないゲーム会社のプログラマー、マイルズ(ダニエル・ラドクリフ)の唯一の楽しみは、
ネットのコメント欄に過激な書き込みを書くことだった。
毎日会社でも自宅でも、パソコンの画面に向かっている日々で、ついに殺し合いを生配信する闇サイト『スキズム』にたどり着く。
そこでも、過激な書き込みを続けるマイルズだったが、ある日突然サイト運営側によって誘拐されてしまう。
そして目が覚めた時、自分の姿を見て驚愕する。
両手には拳銃が固定されていたのだった!
さらに、『スキズム』に強制参加させられ、ほどなくして、対戦相手となるニックス(サマラ・ウィーヴィング)がこちらに銃を構えて向かって来ていた!?
(ハリー・ポッター)のころが懐かしい、ダニエル・ラドクリフ主演のガンアクションです。
非常に今風の作品となっていて、ゲーム感覚満載なシーンの連続となっています。
ですので、割と勢いで押し切る展開で、突っ込み所は全部スルーさせてしまうぐらいの勢いで押し切ります。
ちょっと漫画チックでファンタジーっぽい設定と言えるかもしれません。
ただ、漫画チックなおかげで、ガンアクションは非常にカッコ良くなっていて、特に中盤以降サマラ・ウィーヴィングと敵地に殴り込みをかけるシーン以降は、
スローモーションも多用した、香港映画チックなアクションも満載でした。
実際香港映画を意識しているようで、前半ではテレビ画面にジョン・ウー監督、ジャン・クロード・ヴァンダム主演の(ハードターゲット)の二丁拳銃シーンも飛び出したり、
主人公の部屋には(ランボー)のポスターが張ってあったりと、ガンアクション作品へのリスペクトも多々見られて、
非常にアクション映画ファンの目を楽しませてくれる展開でした。
ジェイソン・レイ・ハウデン監督のインタビューによると、フェイバリット作品はシュワルツェネッガー主演の(バトルランナー)や、
同じくシュワ主演でポール・バーホーベン監督の(トータルリコール)や、(ロボコップ)などのようで、
バイオレンスアクションの見本にしているそうです。
このバイオレンスとアクションとコメディが良いバランスで融合されたテンポの良いアクションは、
そういった90年代の傑作アクション映画の影響を多く受けて製作されている、という事のようです。
個人的には、(レディ・オア・ノット)、(ビルとテッドの時空旅行)と順調に活躍しているサマラ・ウィーヴィングのカッコ良さにやられてしまいました。
(ビルとテッドの時空旅行)のときは、正直あまり目立っていないような気がしましたが、
本作では大変身して、麻薬ジャンキーで、これまでに何人も対戦相手を殺害している最凶の殺し屋ニックス役を、華麗に演じていました。
かなりダーティな役柄ですが、嫌悪感を抱かせるような感じではなく、絶妙な汚れ方、といった感じで、結果的には好感の持てるキャラクターとなっていました。
主人公が、うだつが上がらない、という設定の役柄なので、相手役のサマラ・ウィーヴィングがその分カッコ良い部分を全部になっていました。
物語的には、この二人のシンプルなアクションなので、正直言うとあと数名、このゲームの参加者などが登場したら、
もっと広がりそうな世界観だったので、少し残念ですが、もし、続編があるなら、そういった展開も面白そうです。
という事で、変わった役柄ばかり演じているダニエル・ラドクリフと、今後活躍が期待できそうなサマラ・ウィーヴィングが共演している
なかなか見ごたえのあるアクション作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
完全にストレス解消ムービーですので、スカッとしますよ。
作品情報
2019年製作 イギリス・ドイツ・ニュージーランド製作 ガンアクション
監督・脚本 ジェイソン・レイ・ハウデン
出演 ダニエル・ラドクリフ、サンラ・ウィーヴィング、ネッド・デネヒー、ナターシャ・リュー・ボルディッゾ、リス・ダービー
その他のガンアクション作品
バンダムが珍しく普通の扱いの役柄に挑んだ(リベンジガン)はこちら
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