オクス駅お化け(옥수역귀신THE GHOST STATION)80分

投稿者: | 2024年5月10日

おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

韓国で人気のWEB短編コミックを、Jホラーの第一人者、高橋洋と白石晃士が脚本で参加して映像化した呪いの連鎖を描く都市伝説ホラー!!

作品紹介

2023年10月6日公開

今回ご紹介する作品は、韓国で人気のWEB短編コミックを映画化したJホラー風日韓合作ホラーです。

それではまずはあらすじから、

WEB記者のナヨンは、地下鉄駅構内で働く友人から、駅で遭遇した人身事故の話を聞き、その不可解な事故を調査し始める。

しかし、被害者の背景を調べるうちに、オクス駅自体に纏わる、ある忌まわしい出来事が発覚し、関係者が次々と変死を遂げて行くのだった!?

監督は、(人形霊)や(家門の危機)等のチョン・ヨンギで、韓国ホラーとJホラーを融合したような闇に潜む悪霊を描いた恐怖描写で事件を描いていきます。

脚本を担当したのは、日本から(リング)や(女優霊)等の高橋洋と、(オカルト)や(ノロイ)等の白石晃士が参加し、

韓国ホラーとJホラー、両方の要素を持った物語世界を構築しています。

主演の女性記者役には、(ワーニング その映画を観るな)や(容疑者X 天才数学者のアリバイ)等のキム・ボラが扮し、闇に隠された事件を明るみに出していきます。

本作のキム・ボラ
キム・ボラ

で、地下鉄構内で働く青年役で、(リベンジャー 無敵の復讐心)や、ドラマシリーズ(君と世界が終わる日に)等のキム・ジェヒョンが登場し、ナイーヴな青年を演じています。

本作のキム・ジェヒョン
キム・ジェヒョン

中盤以降、本格的に登場する事件の重要な手掛かりを知る女性役で、(華麗なるリベンジ)や(マイPSパートナー)等の

シン・ソユルが登場し、精神的に不安定な女性を鬼気迫る演技で表現しています。

シン・ソユル
シン・ソユル

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、終電間際の地下鉄駅の構内、酔っ払いにしてはあまりに奇妙な動きをする女性が出没するオクス駅で、

あるイケてる風の女性を取材したウェブライターであるキム・ボラが、その女性、、、、、、

、、、、は実は男性で、許可を得ずに写真を掲載したという事で、訴えられ、賠償責任を問われ、鬼女社長に、

鬼『自分で払え!』

と言われるシーンから始まります。

鬼『ワレで払わんかいっ!』
キム『えっ!?』

で、なんとかそのミスを挽回するために、再びオクス駅に向かい、駅で働く友人のキム・ジェヒョンに、

イケてる女性だと紹介されたのに、実際はイケてる女性風の男子だった件のクレームと、他の耳より情報を教えて貰うためにオクス駅を再訪するシーンから本題へと突入していきます。

キム『ちょっと!?』

で、その代わり、というより、それ以上に物凄い情報があり、実は先日地下鉄構内で、乗客が勝手に線路内に立ち入り、

キム・ジェヒョンが止めに駆け付けるものの、結局目の前で、列車と接触してしまう、という普通の人が経験したことが無いような出来事に遭遇した事を語りだします。

で、その事件を調べる内に、その接触事故を起こした列車の運転士が、事故以降様子がおかしくなり、インタビューを申し込んでも四桁の数字を繰り返すばかりで会話をほとんどすることが出来ず、

命を落とした男性の妹も精神を病んでいる、という状態で、その事故を中心に不穏な空気が漂い始めます。

ただ、妹は会話はしっかりできますので、色々と兄の話を聞いて行くと、兄は、その昔、そのオクス駅ができる前にあった井戸を探しに行ったという事がわかり、、、、、

、、、、、という感じで、オクス駅自体が、出来る以前の、その土地に纏わるある出来事が、その後様々な人に害を与えている事が分かっていく、

というJホラーの名作(リング)や(残穢)の内容と重なるような物語となっています。

流石、という感じですが、明らかになる事件は、日本で、昔実際に起きた事件を基にしているようで、切なさと怖さが一体となりながら、しかし説得力もある事実となっています。

呪い自体の設定に関しては、ウェブコミックが原作という事で、漫画チックな展開になり、エンディングでは、別ジャンルの作品のような終幕を迎えますが、

そういう部分も含めて、土地に纏わる古くからの呪い、という日本風ホラー要素と、独特の呪い設定による漫画チックな展開、

という両方の良さを融合させ、さらに物語展開自体は、スピード感のある演出で、次から次へと物語を展開させていく、

という、非常に見所をギュッと凝縮させたようなホラー作品となっていますので、Jホラー好きの方や、韓国ホラー好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、超個人的には、幽霊や呪いも怖いですが、、、、

鬼『グズグズ言うとったら、イテまうどっ!?』

鬼社長が一番怖いっ!!

作品情報

2022年製作 韓国製作 ホラー

監督 チョン・ヨンギ 脚本 高橋洋、イ・ソヨン、白石晃士(脚本協力)

出演 キム・ボラ、キム・ジェヒョン、シン・ソユル

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