イン・ドリームス殺意の森(IN DREAMS)99分

投稿者: | 2020年4月5日

アイアンマンで最ブレイク前のロバート・ダウニーJr.演じる連続殺人鬼VS予知夢を見る主婦!

1998年製作 サスペンス

監督・脚本 ニール・ジョーダン 原作 バリ・ウッド

出演 アネット・ベニング、アイダン・クィン、スティーヴン・レイ、ロバート・ダウニーJr.ポール・ギルフォイ

予知夢が原因で精神的に追い詰められていく

監督は(クライングゲーム)、(インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア)などの映像派ニール・ジョーダン。出演は(アメリカン・ビューティー)、(20センチュリー・ウーマン)等のアネットベニング。共演は夫役に(アサインメント)などのアイダン・クイン、主治医役に(クライングゲーム)などのニール・ジョーダン作品にも顔を出す名バイプレーヤースティーヴン・レイ。そしてこのころ低迷期だった(アイアンマン)シリーズのロバート・ダウニーJr.など豪華な顔ぶれが脇を固めている。

最ブレイク前のロバート・ダウニーJr.

あらすじ

ニューイングランドの美しい田舎町で暮らすクレア・クーパー(アネット・ベニング)は夢で見た出来事がやがて現実となる予知夢の能力を持っていた。ある日、連続幼女誘拐殺人事件の犯人と思われる男の犯行現場を夢の中で目撃してしまった事で犯人と感応してしまう事になる。しかし、愛する夫や主治医、警察に相談しても現実に起こる事として取り合ってもらえない。そんなとき、さらなる犯行を予知する夢を見る。次の犠牲者の命を守るためクレアは単身、殺人鬼に戦いを挑む決意をする。

普通の主婦(には見えませんが)VS殺人鬼

感想

ストーリー自体は比較的オーソドックスなサスペンスでしたが、ニール・ジョーダン監督という事で流石に映像に凝っている部分が多々あり、最後までいっきに鑑賞できました。主人公だけが知っている事実を回りに訴えかけても信じてもらえず、その間危機は迫ってくる、という展開もありがちではありますが、アネット・ベニングの鬼気迫る名演技が緊迫感をかなり盛り上げていました。前半の幸せそうな主婦の時期から後半の精神的に追い詰められながらそれでも少女を救うために命がけで犯人に迫っていく展開はニール・ジョーダン監督の独特の映像センスを伴って非常に見どころのある物語になっていました。また、犯人役のロバート・ダウニーJr.もこの時期を経たからこそ後のアメコミヒーローのメインキャラクター役があるのだと思うと灌漑深く鑑賞できました。安心のドリームワークス製作で割と気軽に見れるサスペンス作品でした。

美しい自然の中で事件は起こる

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