アルティメット・ブロンド(DOUBLE THREAT)92分

投稿者: | 2024年2月1日

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

(Miss.トランスポーター)等のキレのあるアクションが魅力のダニエル・C・ライアンが、キャッツアイみたいなレオタードで二丁マシンガンをぶっ放す痛快アクション、、、、ではなく、二重人格の最強ヒロインを演じたアクションロードムービー!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、キレのあるアクションが魅力のダニエル・C・ライアン主演作品です。

それでは、まずはあらすじから、

会計士のジミーは、ドライブ中に、ある田舎のコンビニに立ち寄るが、そこで二人組の強盗に遭遇する。

しかし、あっという間に女性店員ナターシャが強盗を撃退し、店を飛び出したため、驚いたジミーも店を後にするが、

ナターシャは何者かに追われているようで、成り行きで、ジミーの運転する車で、逃避行の旅に出る事になるのだった!?

監督は、(Miss.トランスポーター)(詳しくはこちら)やスティーヴ・グッテンバーグ出演の(BREAK EVEN)等のシェーン・スタンリーで、

本作では、勢い重視のアクションロードムービー的なレディースアクションを演出しています。

シェーン・スタンリー

主演は、本作の監督シェーン・スタンリーとのコンビ作(Miss.トランスポーター)やドルフ・ラングレン主演の(暴動バトルプリズン)、(ノックアウト)(詳しくはこちら)等の、

ダニエル・C・ライアン(ダニエル・チャクラン)で、しっかりとしたアクションシーンで、キレのあるアクションも披露し、作品世界を引っ張っていきます。

ダニエル・C・ライアン
ダニエル・C・ライアン

で、その相棒となる会計士役で、(ミセスダウト)や(フロム・ザ・ダークサイド)等の子役出身マシュー・ローレンスが登場し、

ダニエルと恋仲になる気は弱いけれど真面目な青年を好演しています。

マシュー・ローレンス
マシュー・ローレンス

で、ダニエルを追うマフィアの息子役で、(プリズンランペイジ)やテレビジリーズ(グリム)等のケビン・ジョイが登場し、

組織のトラブル請負人とバディを組んで、ダニエルを追い込んでいきます。

ケビン・ジョイ
ケビン・ジョイ

で、その相棒となる組織のトラブル請負人役で、ウィル・スミス主演の(ブライト)や(アメリカンハッスル)等のドーン・オリビエリが登場し、

ケビンと意外な名コンビぶりを見せながら、主人公達を追い詰めていきます。

ドーン・オリビエリ
ドーン・オリビエリ

そんな、スタッフ・キャストで製作された本作の物語は、会計士のマシューが、兄の遺骨を思い出の海で散骨するために車を走らせる途中で立ち寄ったコンビニで、

店員であるダニエルと出会うシーンから始まります。

勿論、初対面で、ちょっと話して気が合うかも、ぐらいの関係ですが、馴染み客っぽいおじさんがダニエルに話しかけ、

ダニエルをジロジロと舐め回すような目で眺め、マシューがあきれ返っていると、突然銃を持った強盗が入って来て、

ダニエルマシューが危険な目に、、、、、、、

と思ったら、

いきなりダニエルが銃を取り出して、速攻で強盗を瞬殺(ついでにエロ目線おやじも被害)!!

という、マシューも観客も、全員置いてけぼりで、

暴走ダニエルの痛快ランナウェイ

が始まります。

で、突然過ぎて、車に乗って逃げようとするマシューですが、こっそり車に乗り込んでいたダニエルに怯えながら、もとりあえず車を進める事になります。

で、ずいぶん活発なダニエルに、戸惑いながらも会話を重ねてどういう状況なのかを確認していきますが、

どうも、ダニエルはある悪党組織(悪事が描かれないので、どういう悪党組織かは良くわかりません、、)から、

大金を盗み出して逃げている最中のようで、普通にコンビニでバイトしていましたが、逃げる準備はしていたようです。

で、コンビニでバイトしてたら怪しい奴が襲ってきたので、何も確認せずに速攻で瞬殺X2という感じで、悪党組織からの逃避行に入ったようです。

という、いきなりの展開で戸惑いますが、本作の作品世界内での常識では、悪党組織(多分)の一員は、

悪党なので命を奪っても、全く無問題な世界観で、この冒頭の二人以外にも、何人も組織の追手が登場しますが、その都度、

ダニエルが命を痛快に奪っていきます。

迷い無し!!容赦無し!!

会話やアクション、BGM等が、アクションガールの痛快珍道中!という感じのノリですので、終始明るい雰囲気に満ちていますが、

追手に関しては、気絶させる、とか身動きできなくするとかではなく、しっかりとトドメをさしていきます。

セガールでさえ、骨を折り曲げるぐらいで、留めるシチュエーションも時々ありますが、ダニエルは痛快に命を奪います。

しかも、この痛快キラー・ダニエル

まさかの多重人格者で、普段は普通のネルシャツの女子ですが、危機的な状況に追い込まれると、

奥に潜んでいた痛快が表面化し、類まれなる戦闘能力で、バッタバッタと敵を倒して危機を乗り越えていく、

という特殊なキャラクターとなっています。

要するに追手を倒しているのは、全部痛快の方が担当していて、普段のドラマ部分の会話等は普通の人格が担当している、

という色んな物語展開に掘り下げていけそうなキャラクターとなっています。

ただ、本作、逃避行にいきなり入ると、かなり一直線な物語で、大ピンチの場面で、痛快が表面化しなくて、さらにピンチを生む、

とか、恋仲となるマシューが、普通バージョンと痛快との間で想いが揺れる、とか、そういう設定を活かしたドラマチックな方向に展開する事無く、

マシューは『どちらも両方まとめて全部好きだ!

と身も蓋もないような事を言ってしまいます。

で、一応、ピンチを迎え痛快が出てきた時は、

髪の毛を後ろで縛ってポニーテールにする、という、スタローンが(オーバー・ザ・トップ)でやっていた、

気合を入れる時には被っているキャップを後ろ向きに被って自分自身に心のスイッチを入れる

のと似たような、物凄く分かり易い表現で、入れ替わりを表現しているようですが、そんな事も説明はされないので、

後半ぐらいになって、やたらと髪の毛をくくるシーンが多い事で、観ている側がやっと気付く、という感じで普通と痛快のスイッチを判断する事になります。

普段
痛快
普段
痛快

で、振り返ってみると、その切り替わりが本作の結構な見所のようなのですが、ダニエル自身が、二つの人格を全く演じ分けていませんので、

髪の毛をくくる、という行動と、ピンチという状況の二つの手掛かりで、見所である二つの人格の移り変わりを見分ける事になります。

因みに、痛快が出てピンチを脱した後に、普通バージョンに戻るタイミングは良く分かりません、、。

ただ、同じような切り替えを何度も繰り返すうちに、後半になって、もう一つ痛快への切り替えの手掛かりが存在する事が発覚します。

それは、、、、、

、、、、、、、ジャン、ジャン、ジャカジャカ!!

ジャン、ジャン、ジャカジャカ!!

ジャン、ジャン、ジャカジャカ!!

BGM!!!

痛快が出た時は、痛快なBGMが流れてるっ!!

ただ、これに関しては、そうでもないシーンでも、流れているような気がしますので、必ずしも、というわけでは無さそうですが、、、。

という感じで、最初から最後まで、それほどの物語展開も無く、終始逃避行が描かれるという非常にシンプルな作品ですが、

映画史上に残るぐらいに二重人格の見分けがつかないキャラクターと、ダニエル・C・ライアンの確かなアクション(そんなに多くはありませんが)、

本人が、ちゃんとアクションもこなしています

そして追われる側と追う側のコンビぶりが結構楽しく、さらに続編も製作されそうなエンディングで、今後の展開は期待できそうな作品となっていますので、

レディースアクションファンの方や、アクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

あと、日本版のDVDジャケットは、

キャッツアイのような恰好

をしていますが、勿論お宝等を盗む物語ではなく、服装も多少セクシーな場面はありますが、基本的にネルシャツにジーンズにブーツです。

作品情報

2022年製作 アメリカ製作 レディースアクション

監督 シェーン・スタンリー

出演 ダニエル・C・ライアン、マシュー・ローレンス、ケビン・ジョイ、ドーン・オリビエリ

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