お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
17号で終了したはずのアポロ計画は実は18号目が存在した!?という設定のPOV撮影で描くモキュメンタリーサスペンス
作品紹介
2012年4月14日公開
今回ご紹介するのは、アポロ計画の裏側をPOV撮影で描くサスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
1969年7月20日、NASAはアポロ11号により人類初の月面着陸に成功するが、翌年1970年に18号、19号、20号の開発計画を突如中止した。
その後1972年12月7日に17号での月面着陸成功後アポロ計画は終了していた。
しかし、1973年12月にはアポロ18号が極秘で発射されていた。そのとき宇宙飛行士が見たものとは、、!?
(ブレアウィッチプロジェクト)や(パラノーマルアクティビティ)などに代表されるいわゆるPOV(主観視点撮影)によるサスペンス作品です。
今回はアポロ計画にはその後があり、その宇宙飛行士が目撃した月での出来事を後に発見された録画映像という形で鑑賞する、というアイデア勝負の作品でした。
正直POV撮影ものは安価な製作費で撮影できるため粗製乱造されがちで、作品内容もそれほど違いがなく、アイデア一発勝負のような状況になってきています。
本作もアイデアもので前半までは興味を持って鑑賞できるのですが、中盤以降ある程度流れが分かってしまうと急に作り物っぽくなってしまい、
他のB級モキュメンタリーと同じような展開となってしまいラストまでの予測もついてしまいます。
もう少し後半で一捻りあれば抜き出た作品となっていたかもしれません。
アポロ計画のその後というアイデア自体は凄く良かったので少し残念でした。
劇場で公開される商業映画というより、むしろテレビバラエティのUFOスペシャルなどと同じような感覚で鑑賞してみると結構楽しめるかもしれません。
という事で、ちょっと変わったPOV撮影のサスペンス作品を鑑賞したい、と言う方は凄く楽しめる作品となっていますので、ご鑑賞されてはいかがでしょうか。
作品情報
2011年製作 アメリカ・カナダ製作 POVサスペンス
監督 ゴンサーロ・ロペス・ガイェゴ 製作総指揮 ハーベイ・ワインスタイン
出演 ライアン・ロビンズ、ロイド・オーウェン、ウォーレン・クリスティ
スタッフ・キャスト
監督は(エッジ・オブ・バイオレンス)、(バックドラフト2)などで知られるゴンサーロ・ロペス・ガイェゴ。
出演はモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)という設定上テレビシリーズ(シカゴファイヤ)などで活躍するウォーレン・クリスティやライアン・ロビンズ、ロイド・オーウェンなど主にテレビなどで活躍するフレッシュな面々がキャスティングされている。
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