おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆
(恐竜の島)等の特撮冒険映画の巨匠ケヴィン・コナー監督が、(海底王国)等の名コンビ、ダグ・マクルーアと再び組んで製作したバミューダ海域に存在する海底都市を描いた特撮シーン満載の冒険アドベンチャー!!
作品紹介
1979年2月3日公開
今回ご紹介する作品は、ケヴィン・コナーが監督した特撮冒険アドベンチャー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
19世紀、南大西洋のバミューダ海域近郊でアトランティスについて調査中のチャールズとグレッグは、潜水艇を使ってアトランティスへと辿り着く。
しかし、その海底都市は、かつてバミューダ海域で行方不明になった人間達が、奴隷のように支配されている支配層のための都市だった。
自らも同じように捕らわれたグレッグ達は、既に捕らわれていた人々の協力を得て、脱出計画を実行に移す!?
監督は、(地底王国)や(続・恐竜の島)等の特撮アドベンチャー作品を多く監督しているケヴィン・コナーで、要所に特撮を散りばめたワクワクするような冒険アドベンチャーを演出しています。
主演の操縦士役は、(モンスターパニック)や(空中大脱走)等のダグ・マクルーアで、正義感の強いタフガイを演じています。
で、相棒となる研究者役で、(ウィンズ)や、テレビシリーズ(ドクターフー)等のピーター・ギルモアが登場し、大冒険を繰り広げていきます。
で、ヒロイン役で、(北海ハイジャック)や、テレビシリーズの(スペース1999)等のリー・ブロディが登場し、可憐な魅力で、主人公達をサポートしていきます。
で、海底都市のリーダー役で、(スペースバンパイア)や(007ユア・アイズ・オンリー)等のマイケル・ゴザードが登場し、怪しい雰囲気で主人公達に迫ります。
そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、19世紀の終わり、南大西洋のバミューダ海域近くを航行する船、テキサスローズ号に乗り込んでいる
チャールズ(ピーター・ギルモア)とその友人グレッグ(ダグ・マクルーア)が、アトランティスの謎を調べるために、
グレッグ設計の釣鐘型の潜水艇ベル号を使って海底探査に出かけるシーンから始まります。
で、深海に潜るや否や、速攻で首長竜の攻撃を喰らい、結構ダメージを受けた様に見えるベル号ですが、
損害はそうでもなかったようで、首長竜をサクッと撃退した後に、海底に突き刺さった黄金像を発見します。
で、とりあえず引き上げる準備をし、黄金像だけを引き上げてもらうと、船では、黄金像に目がくらんだ貪欲な乗組員たちが謀反を起こし、
チャールズ達も無きものにしようとしますが、そんな絶妙のタイミングで、海底から巨大タコが突然現れ、
ベル号は渦に飲み込まれて海底の溝に吸い込まれてしまいます。
で、流されて行ったその先には、まさかの海底都市が存在し、謀反を起こしていた(事にチャールズ達は気付いていませんが、、)乗組員達も何故か全員無事に海底都市に流れ着き、
その浜辺で、海底都市に住む海底人であるアトミールに導かれ、そこが探し求めていたアトランティスだという事を知らされます。
で、そのまま都市部へと招かれる一行ですが、その道中、ナイスガイであるグレッグが、荷物を運ぶレディ、デルフィン(リー・ブロディ)を見かけ、
その荷物を代わりに運ぼうとしたことで、突然兵士たちに襲われ、囚われの身となってしまいます。
そこで、その海底都市では、労働者階級の者達は、指示された事以外は、絶対にしてはいけない、という鉄則のルールがあり、
そのルールを破ると厳しく罰せられる、奴隷のような扱いを受けている事が分かります。
で、さらに、その奴隷として働かされている人々は、過去に航海中にバミューダ海域で行方不明になった船員ばかりで、
実は、アトランティスで囚われて奴隷のように働かされていた、という事が分かります。
で、囚われる一行ですが、チャールズだけは、その知能を買われて、それを利用するために他の場所に連れて行かれしまいます。
で、さらに、一生をその海底都市に捧げるために、生身の人間に手術を施してえら呼吸できるように改造する、
という地獄の改造手術をグレッグ達も24時間以内に施される、という事が判明し、怪獣ザルクが都市を責めて来たタイミングで、デルフィンの協力を得て、脱出作戦を決行する!?、、、、、、、、、、
、、、、、というのが、大体の大筋となっています。
バミューダ海域の謎と、海底都市アトランティスの謎を上手く組み合わせ、そこにアトランティスは実は、火星からやってきた火星人が、そのまま海底に移り住んだ都市だった、
というワクワクするようなSFな発想を盛り込んだ設定で、そこに、冒頭から登場する首長竜や、海底に棲む大ダコ、海底都市を責める怪獣たちや、絶滅した人肉魚等、
様々な種類の愛すべき特撮怪獣たちが、次から次へと登場する、大冒険アドベンチャーとなっています。
壮大なスケールの作品ではありますが、物語展開は非常にシンプルで、天才とタフガイのヒーローバディが、
異文化に遭遇し、ついでに美女と遭遇し、争いに巻き込まれながら、脱出していく流れが、非常にテンポ良く描かれて行きます。
無事に海上へと帰還してからも、放置していたままになっていた乗組員の謀反の続きが執り行われ、さらに、
特に倒していなかった大タコとの再戦も描かれ、結構な裏切りがあったにも関わらず、最終的には、意外に後味の良い軽いエンディングを迎える、
という非常に娯楽映画として楽しみやすい作品となっています。
(オーメン)をはじめ、70年代から(ハリーポッター)シリーズまで、英国産娯楽映画の特殊効果を一手に引き受けていた、
ジョン・リチャードソンによる愛すべきモンスター達の造形も素晴らしく、恐竜と怪獣の間のようなリアルな容姿が、
キャストの名演と相まって、スペクタクルなシーンを盛り上げています。
という事で、SFマインド光る面白設定と、テンポの良い物語展開、そして何より味のある素晴らしい特殊効果の数々が楽しめる作品となっていますので、
SF映画好き、特撮好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
1978年製作 イギリス製作 特撮アドベンチャー
監督 ケヴィン・コナー 製作 ジョン・ダーク
出演 ダグ・マクルーア、ピーター・ギルモア、シェーン・リマー、マイケル・ゴザード、リー・ブロディ、ジョン・ラッツェンバーガー
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