お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
病気休養前の貴重なジェット・リーが観れる、香港・中国のオールスター大挙出演のSFバトルファンタジー!!
作品紹介
2017年5月27日公開
今回ご紹介するのは、有名な古典原作を見事なCGとアクションでファンタジー作品としてリメイクした大作アクションです。
それでは、まずはあらすじから、
時は古代中国、その時代の王(レオン・カーフェイ)は九尾の狐に魅了され、意のままに操られて、暴君と化していた。
そのため、人間界では魑魅魍魎が跋扈し、混乱の時代となっていた。
そこで、仙人界最強の道士である妾子牙(ジェット・リー)はそれを阻止するために3人の戦士を遣いに出す。
それを察知した九尾の狐は、3人の戦士の命を狙って謀略を張り巡らせる!?
有名な古典原作(封神演義)の映像化作品です。
日本では、香港映画祭り的な特集上映の1本という感じでの公開で、非常にこじんまりとした公開でしたが、大変豪華な超大作となっています。
とにかく、CGの豪華さもさることながら、出てくる出演者が全員名の通ったスター、という豪華さです。
ただ、衣装や鬘、装飾品などで、一見すると誰か分からない人も多いのがちょっと残念ですが、、。
ルイス・クーなんか最後のスタッフロールを見て名前を発見して初めて認識しました、、。
という感じで豪華絢爛な作品で、アクションもアンディ・オンの素晴らしいアクションなどもたっぷりあり、豪華なCGとの組み合わせで、ハリウッド作品では味わえないような素晴らしいシーンの連続となっています。
前半は結構いきなり、クライマックスのような展開でアクションがずっと続き、ちょっと単調に感じ出したあたりから、
3戦士が剣を求めて旅に出る展開になりますが、ここからが本番、といった感じで、
それまでの暗い雰囲気の悲壮感の漂う戦いとは打って変わり、まるでファミリー向けの別作品のように冒険アクション色が強まります。
登場するキャラクターも、CGで描かれた妖怪のようなキャラクターが多数登場したりして、妖怪バトルアクションぽい展開になっていきます。
そうこうしているうちに、探していた剣にたどり着いて、ラスボスと対決、となります。
通して見てみると、前半はアクションとCGの凄さはあるものの、展開は単調(というか戦いがちょっと長い)、中盤から後半にかけては、テンポも良く程よい娯楽作品となっています。
残念なのは、ジェット・リー出演シーンが結構あるものの、アクションが皆無なのと、物語が次作へ続くため、これから、というところで終わってしまっている、ところでしょうか。
ジェット・リーは病気のためにあまり体を動かせない、とのことなのでしょうがないのですが、
物語が終わっていないのは、本当に続きが製作されるのであれば、良いのですが、
このまま製作されないままでしたら、ほとんど投げっぱなしの終わり方なので、非常に残念ですが、どうなのでしょうか。
製作からすでに4年経ってしまっていますが、、、。
ジェット・リーは物語の要の役柄なので、ジェット・リーの健康状態による、といった感じなのでしょうか。
続きが観れるのであれば、期待して待ちたいですが、出演陣があまりに豪華すぎて、あまり年月が経つと再集結は難しいような気もしますが、、。
そういえば、ドニー・イェン主演の(アイスマン)ジリーズも前編はアクションも物語もハイテンションで素晴らしかったのに、
ちょっと間隔を空けて製作された続編はなんとなく薄味の作品になってしまっていた事を思い出してしまいました。
というわけで、本作は物語自体は完結していませんが、本作だけでも十分楽しめる秀作娯楽作品にはなっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。
作品情報
2016年製作 香港・中国製作 SFファンタジーアクション
監督 コアン・ホイ 製作 ウィルソン・イップ、チャールズ・ヒョン
出演 ジェット・リー、アンディ・オン、レオン・カーフェイ、ファン・ビンビン、ホァン・シャオミン、ルイス・クー、アンジェラ・ベイビー、
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