お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
伝説の軍師の物語をCGなどを多用したファンタジックストーリーとして映像化!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、中国伝説の軍師で、同時期にアニメなども製作された古典原作(封神演義)の妾子牙の物語です。
それでは、まずはあらすじから、
中国の田舎町、川に猟にでた親子に突然、モンスターが襲い掛かる。
襲われる寸前に、神の使いジアン・ジャが現れ、このモンスターを撃退する。
しかし、この時の戦いに他の人間を巻き込んでしまい、神によって15年の電雷の刑に処せられる。
そして、15年後、刑を終えたジアン・ジャは修行のため人間界に赴くことになる、、。
ジェット・リー主演の(バトル・オブ・ゴッド封神伝奇)など多くの作品で映画化されてきた物語の最新作です。
正直なところ、物語展開やアクション、CGに至るまで、ジェット・リー主演作とは比べるレベルにも達していません。
何故、このキャストが選ばれたのか、何故このアクションで良いと思ったのか、何故このプレステ3ぐらいのCGで良いと思ったのか、よくわかりません。
最近の中国の時代劇アクションは予算が潤沢なのか、豪華なシーンが多く含まれていて、一時期とは比べ物にならないくらい楽しめる作品が多くなりました。
ですので、本作の内容は逆な意味で予想外の内容となっていました。
今どきのSF時代劇アクションでキャストがアップになるたびに鬘の切れ目がはっきり確認できてしまう作品なんて、なかなかありません。
プレステ3並みのCGも人物が浮き上がってしまって、ブルーバックで撮影した感が満載です。
あと、物語展開でも、普通は人間の姿をしているが、実は神に仕える身分という、大事な秘密あり設定なので、
その正体が知れる場面が重要になってくると思うのですが、本作では、びっくりするぐらい簡単に正体が分かってしまいます。
71分というびっくりするぐらいタイトな上演時間のため、かなり駆け足で物語が進んでいる印象でした。
もしかしたら、放映時間に制約のあるテレビ放映用に製作された作品かもしれません。
それぐらいに、あっさりした展開の作品でした。
そういった感じで、感情移入はなかなか難しい作品ではありますが、何故か、面白くない作品とまではなっていません。
恐らく、あまりにタイトにするあまり、見どころばかりを凝縮したような作りになっているため、かと思われますが、どうなのでしょうか。
また、本作の物語の中心となるのは田舎町の漁村で、魚のモンスターを戦うところから始まりますので、チャウ・シンチー監督の(人魚姫)などの影響も多く受けていると思われます。
勿論、こちらにも内容的には遠く及びませんが、、。
という事で、71分ということもあり、サクッと観れる娯楽作品、という事で割り切って鑑賞すれば、それなりには楽しめる作品だとは、思いますので、何か用事の合間にでもご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品紹介
2019年製作 中国製作 SFアクション
監督 ヤン・シューアイ、ジョン・ウェイシー
出演 ベニー・チャン、ニウ・ゾーモン、ドゥー・ユーフォン、
その他のSF時代劇アクション作品
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