お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
実在する女性ボディガードをモデルにしたノオミ・ラパス主演のサスペンスアクション!!
作品紹介
インターネット配信専用作品
今回ご紹介するのは、実在の女性ボディガードをモデルにしたノオミ・ラパス主演のアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ビジネス界の大物エリック・タナーが亡くなった。
その娘であり相続人でもある、ゾーイ・タナー(ソフィー・ネリッセ)は、会社の権利を巡って継母と対立していた。
そんな中ゾーイは命を狙われる危険もあるため、女性ボディガード、サム(ノオミ・ラパス)を雇う。
始めは召使いのように接していたゾーイだったが、幾度となく命を救われ、やがて信頼関係が芽生えて行くことになる。
やがて、孤立するゾーイとサム。
果たして敵だらけの街で二人は生きてこの国を脱出する事ができるのか!?
エイリアンともバトル経験のある、元ドラゴンタトゥーの女、ノオミ・ラパス主演のレディースアクションです。
ノオミ・ラパスの無敵キャラクターも板についていて安心感のある作品となっています。
ただ、本作に関しては、それほどハードな格闘アクションなどができるわけではありませんので、いまいち、無敵に見えない、というか強そうには見えませんでした。
キャラクター的には実在している女性ボディガードをモデルとしていますので、リアリティがありますし、
役柄的にはハマっていると思うのですが、いまいち結構ハードな出来事に対応しているのに、強そうに見えない場面が多かったように思います。
モデルがそんな雰囲気を持っている人物、と言われればそれまでなのですが、、、。
あまり、多くを語らないキャラクターなので、いろいろ説明不足の面もあるような気がしますが、これも実在の人物がそうなのかもしれません。
エイリアンと戦っていたときなどは、普通の科学者が、傷つき、ボロボロになりながらも必死に生きようと戦う姿が非常にカッコ良かったですが、
本作に関しては、何故か、幾度となく命の危険に晒されているのに、それほどの緊迫感は感じられませんでした。
本作では、ノオミ・ラパスが製作にも加わっているようですので、実力をつけてきた貫禄などもでているのでしょうか。
同じような内容でいえば、同じ配信専用作品のクリス・ヘムズワースの(タイラー・レイク)なども外国での孤独なボディガードを扱った内容ですが、終始非常に緊迫感があり、ずっと楽しめる作品となっていました。
本作の場合はボディガード任務といっても、米国などの街中で任務を行う内容ではなく、南スーダンなどの危険地域で武装集団と戦闘したりする地域でのボディガードですので、
どっちかというと傭兵に近い存在(実在の人物はどうかわかりませんが)として描かれていますので、
なんとなく、ノオミ・ラパスの強いイメージ像と少しずれた役柄なのではないかと思います。
そのため、強いイメージはあっても、格闘などをバンバンこなすようなイメージはないために、
戦闘状態に近いような状況下でのボディガードに説得力が足りない、と感じてしまうのではないでしょうか。
キャラクターのイメージ的には(エクスベンダブルズ)の一人に入っていてもおかしくないようなキャラクターです。
あと、そのイメージの少しのずれプラス、体形が小柄なため、襲ってくる銃やナイフを持った大柄な男をバッタバッタと倒すアクションに少し無理があるような気もしました。
この女コマンドーのような無敵設定があるためになんとなく違和感を感じてしまいますが、
これがもし、街中の狭い建物内だけで完結するようなタイプのアクションでしたら、実力派のボディガードという役柄自体は、
常に冷静で落ちつきのある表情なので十分説得力があり、もっとリアルな作品となったと思うのですが、その辺の設定が少し残念です。
というような感じで、設定自体が少し惜しい内容ではありますが、(ボーンアイデンティティ)のように米国以外の地で、逃げ回るサスペンスアクションとしては、楽しめる作品となっていますので、そういった作品好きの方はご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2019年製作 イギリス・アメリカ製作 サスペンスアクション
監督 ヴィッキー・ジューソン
出演 ノオミ・ラパス、ソフィー・ネリッセ、インディラ・ヴァルマ
その他のボディガード作品
サム・ワーシントン主演の人生再起をかけたボディガード(ザ・ボディガード)はこちら
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