おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆
平凡な少年が、ある日偶然未確認飛行物体と遭遇してしまった事で、地球を越えた大冒険を経験することになるディズニー製作の心温まるSFアドベンチャー!!
作品紹介
1986年12月20日
今回ご紹介する作品は、少年とUFOの友情を描いたSFアドベンチャー作品です。
それでは、まずはらすじから、
1978年、フロリダ州フォート・ローダーデール。12歳のデビッドは、8歳の弟ジェフを迎えに行くが、その帰りに、森で足を踏みはずしてしまう。
しかし、直ぐに起き上がり帰宅すると、そこには知らない老夫婦が住んでいた。
警察に呼ばれ、両親の棲む住所に連れて行かれると、そこには年を取った両親が住んでいたのだった。
その頃、突如現れたUFOを調べていたNASAの研究者は、デビッドの不可解な事件とUFOの謎に関係性を見つけ、研究を進めるが、
そんなデビッドの脳に、直接UFOからの救援メッセージが届き、デビッドは施設を脱出する決意を固めるのだった!?
監督は、(グリース)や(ホワイトファング)等のランダル・クレイザーで、冒険心を擽る少年主人公のSFアドベンチャーを演出しています。
主人公の少年役は、トム・セレック主演の(未来警察)や(The Twelve Step Strangler)等のジョーイ・クレイマーで、
物凄い出来事に放浪される少年を、表情豊かに好演しています。
で、ジョーイと仲良しになる施設の女性役で、(セックス・アンド・ザ・シティ)や(ホーカス・ポーカス)等の
サラ・ジェシカ・パーカーが登場し、フレッシュな魅力で少年をサポートしていきます。
で、主人公の母親役で、(エイリアン)や(SFボディスナッチャー)等のベロニカ・カートライトが登場し、
愛する息子に起きた出来事に翻弄される愛情深い母親を演じています。
で、少年の父親役で、(フラッシュバック)や(ハンガー)等のクリフ・デ・ヤングが登場し、息子を案じている父親を好演しています。
で、成長した弟役で、(ティーンウルフ)や(ノースショア)等のマット・アドラーが登場し、主人公をサポートしていきます。
で、主人公を調べるNASAの研究者役で、(アバウトシュミット)や(ハロウィン2)のハワード・ヘスマンが登場し、結果的に主人公と家族を追い詰めていきます。
そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、1978年で元気に生活している12歳の少年デビッドが、
母親に言われて8歳の弟ジェフを、森を抜けて迎えに行くシーンから始まります。
で、暗闇の中で弟に脅かされたりして腹を立てながら、帰宅しようとしますが、一緒に連れていた犬が、何かを発見します。
で、覗いてみると、、、、という所で足を滑らせてしまいます。
で、暫く後に起き上がり、来た道を引き返し、我が家に帰ってみると、、、、
、、、、自宅には、見知らぬ老夫婦が住んでいて、両親も弟も姿が見当たらないという、突然の状況にどうしようもなくなったデビッドは、
老婦人に警察を呼んでもらい、警察署に預けられます。
で、警察で調べてもらうと、、、両親から捜索願いがでていますが、、、日付が、、、、、。
という事で、登録されている両親の住所にデビッドを連れて行くと、、、、
、、、両親は年を取り、幼い弟は成人している、という状況で、森でちょっと気絶している間に8年間も時間が経過していた事が分かります。
という状況の中、ある場所に突然UFOが地上に制止している状態で発見されます。
で、勿論NASAが調査に乗り出しますが、その責任者であるハワード・ヘスマンは、デビッドの不可解な出来事とUFOの出現を関連付けて調査を進めていきます。
で、脳波などを調べていると、デビッド脳の中には、UFOの何らかのデータが入っているようで、UFOの謎を解明するにはデビッドの脳を調べなければならい、という方向に向かっていきます。
研究施設で、既にモルモットのような状態に嫌気がさしていたデビッドですが、そんな時にUFOがデビッドの脳に直接救助を求めてきます。
で、UFOと利害が一致したデビッドは、施設の優しいお姉さんサラ・ジェシカ・パーカーの協力を得て部屋を脱出し、
UFOと合流、中に乗り込み、再び家族の待つ自宅へと向かう、、、、、
、、、というのが大体の大筋となっています。
80年代の(E.T.)や(未知との遭遇)等のSFアドベンチャー要素を、ディズニー流に解釈した非常に心温まるアドベンチャー作品で、
そこに8年間時間が経過する事で、ちょっとした時空を越える要素と、UFOと少年の友情物語を絡めるというシンプルながらも秀逸な設定となっています。
また、少年役のジョーイ・クレイマーの感情移入を誘う名演や、初々しいサラ・ジェシカ・パーカーの可憐さ、
そして時間が経過してしまった事で、自身よりも年上になってしまった弟とのやり取り等、非常に盛り上がる要素が沢山挿入されていて、
少年とUFOと共に、一緒に旅に出ているような感覚にさえ陥る冒険譚となっています。
また、まだまだメインで使用されていなかったCG等による飛行映像も迫力があり、途中からは主人公自身が操縦する、という、少年がハマりそうな展開や、
後半登場する、各惑星の愛嬌のあるモンスターの登場等のワクワクするような要素が、ファミリー向け(特に男の子向け)にはピッタリの内容となっています。
クライマックスでは、前半怯える事の多かった主人公が、しっかりと自分自身で、楽ではない決断を下す事で、
本当の戻るべき場所に戻っていくエンディングは、冒険映画でも一番重要な、主人公の成長がしっかりと描かれ、
短い作品ながらも、非常に良い余韻を残す作品となっています。
という事で、悪人等も登場せず、驚きと興奮、そしてホロっとさせる要素が詰まった良質のアドベンチャー作品となっていますので、
SF映画好き、冒険映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
あと、一応、本作リメイク作品が製作されるようですので、期待して待ちたいですね。
作品情報
1986年製作 アメリカ製作 SFアドベンチャー
監督 ランダル・クレイザー
出演 ジョーイ・クレイマー、ベロニカ・カートライト、クリフ・デ・ヤング、マット・アドラー、ハワード・へスマン、サラ・ジェシカ・パーカー
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