【中国映画】戦慄のリンク(网络凶铃THE PERILOUS INTERNET RING)95分

投稿者: | 2023年6月18日

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

Jホラーの旗手鶴田法男監督が、Jホラーの影響を色濃く受けた中国の人気小説を、中国製作で映像化した、Jホラーの雰囲気満載のサスペンスホラー!!

作品紹介

2022年12月23日公開

今回ご紹介する作品は、中国の人気小説を日本の鶴田法男監督が映像化したサスペンスホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

大学生のシャオノアは、従妹が突然自殺した事に不信感を覚え、同級生の犯罪心理学に詳しいマーミンに協力してもらい、事件を調べ始める。

しかし、従妹のパソコンを調べると、そこには「残星楼」というネット小説のリンクが貼ってあり、その小説を読むと、どこからともなく自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくるのだった!?

中国の人気作家、マ・ポヨンによるスリラー小説(她死在QQ上)を、Jホラーで世界的に有名な鶴田法男監督が中国で映像化し、中国で大ヒットを記録したホラー作品です。

恐らくJホラーの伝説的な名作映画(リング)か、その原作小説を参考に執筆されているようで、

かなり同じような展開になり、映像化もJホラーの代表的な監督をわざわざ招いて製作していますので、

一見すると、Jホラー作品とほとんど変わらないような、薄暗い恐怖感がうっすらと漂うような雰囲気の作品となっています。

原作に人気があっての映像化で、謎解き要素等もありますので、物語の詳細は割愛させて頂きますが、簡単に言ってしまうと、

呪いのビデオならぬ、呪いのインターネット小説を一度読んでしまうと呪いがかかって、いずれ死に至る、

という(リング)の設定を、そのまま移し替えたような設定となっています。

【残星楼】という、リレー形式で書き進められていたネット小説が既に存在していたものの、なんらかの理由で更新が途絶えてしまって、

そこから3年後、何者かによって突然新章が更新される事になって、その小説執筆に参加してい著者たちが、

その新章を読む度に命を落としていく、というのが基本的な流れとなっています。

そこに、死の連鎖に巻き込まれた主人公が、呪いの謎を解くために頭脳明晰な助手とのコンビで呪いを解くために奔走する、

という感じで、主人公側の設定も(リング)に似ていて、出現する幽霊も白い服に長い黒髪、という誰がどう見ても貞子な容姿の幽霊で、

読んでいる小説の文字がグラグラっと揺れる描写まで、どこかのJホラーで見たような描写が連発するという、

Jホラーを何作か鑑賞済みの方にとっては、規模の小さい(リング)のリメイク版か、Jホラーの総集編を観ているような感覚に陥る作品となっています。

Jホラーに慣れている日本の観客からすると、新鮮味はあまり感じられませんが、中国では『あのJホラー風小説を本家Jホラー監督がついに映画化っ!!』

という話題はあったようで、大ヒットを記録したようです。

そんな作品世界を彩る出演者は、主人公の女学生役を、アーロン・クォック主演の(西遊記 女人国の戦い)に出演しているスン・イハンが演じ、

危うい精神状態の中で呪いに悩むヒロインを好演しています。

スン・イハン
スン・イハン

そして主人公をサポートする秀才学生役を、(返校 言葉が消えた日)やテレビドラマシリーズ(最後の雨が降るとき)等の台湾の人気者フン・モンボーが演じ、

厭な奴かと思いきや、実は面倒見の良い秀才、というサポート役を好演しています。

フン・モンボー
フン・モンボー

で、小説を執筆していた他のメンバーとして、ルイス・クー、ラウ・チンワン主演の(恋するブラジャー大作戦(仮))に出演していたジャン・チンや、

ジャン・チン

時代劇アドベンチャー(绝世古镇之九宫八卦门)等に出演しているワン・マンティ

ワン・マンティ

人気ホラーシリーズ第二弾(怨灵2)等にも出演しているニー・ムーシー

ニー・ムーシー

セクシー系ラブコメディ(光的棍)等に出演しているワン・ツーイー

ワン・ツーイー

という、フレッシュなキャストが集結し、作品世界を盛り上げています。

で、さらにその事件を追う、真面目な刑事役を、ユエン・ブンが武術指導を担当したン・マンタ主演の時代劇アクションコメディテレビシリーズ

妙手神捕俏佳人)等にも出演しているハン・シャオ(ハン・パクジュン)が演じ、大して活躍しないのに、公安役という事で、美味しいところだけを攫っていきます。

ハン・シャオ

という事で、2020年製作作品という事で、日本での劇場公開も3年ほどの期間を空けてしまってからの公開で、

中国の映画事情もかなり様変わりしていますので、今後も本作のような作品が製作されるかどかは、分かりませんが、

本作が製作された時点では、(ザ・リング)等でハリウッドでブームを巻き起こし、本作で中国語圏でも話題を振りまいた、Jホラーの勢いを感じる事ができる作品となっていますので、

Jホラー好きの方や、ホラー全般好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

分かり易過ぎてサブリミナルとも言い難いですが、色んなシーンでドクロのイメージが登場しますので、鑑賞しながら探してみるのも面白そうです。

作品情報

2020年製作 中国製作 ホラー

監督 鶴田法男 原作 マ・ポヨン

出演 スン・イハン、フー・モンボー、ハン・シャオ、ニー・ムーシー、ワン・マンティ、ジャン・チン、

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