【レア作品!香港映画】ドラゴンキョンシー (大家發財THE RETURN OF VAMPIRE)91分

投稿者: | 2022年6月7日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

キョンシーブームに乗って製作、日本でもテレビ放映され、超絶アクションの素晴らしさと【おじキョン】などの吹き替え版のネーミングセンスで人気を博した秀作キョンシー映画!!

作品紹介

日本劇場未公開

テレビ放映題 再来!キョンシーズ

今回ご紹介するのは、キョンシーブームに乗って製作され日本でもテレビ放映で人気を博したキョンシーアクション作品です。

ムン道士(チン・ユッサーン)はライバルであり、弟弟子でもあるチャン道士(ジャック・ロン)を倒すために術を施し、

キョンシー隊の内の一体を凶暴化させる。

暴れまわるキョンシーにチャン道士たちも対抗するが、次第にその狂暴化したキョンシーは、【おじキョン】となって人々を襲い出すのだった!?

おじキョン!!

霊幻道士)の大ヒットにより、アジア全域でブームになったキョンシー映画の中の一作で、一応(殭屍翻生NEW MR,VAMPIRE)という日本未公開作品の続編ですが、

基本的に出演者とスタッフがある程度重複している、というだけで物語には関係性の無い作品となっています。

そちらの第一弾の方には、本家(霊幻道士)のチン・シュウホウポーリン・ウォン、チュン・ファットルイ・フォン

本家ゆかりのキャストが多く出演している作品ですので、日本では未公開のままなのが悔やまれます。

そんな本家のシリーズに加えても問題なさそうな作品の第二弾である本作ですが、これが意外にアクションも素晴らしく、

笑いと恐怖の中にしっかりと道士とキョンシーとの超絶アクションも展開されるという、キョンシー映画に求められている要素がしっかりと詰まった作品となっています。

これぞ、キョンシー映画

ただ、物語展開自体はほとんど起伏が無い、といっても過言ではないぐらいに薄味で、道士を生業とする師匠と弟子2人という(霊幻道士)お馴染みの人物設定で、

そこに悪だくみを働く兄弟子の悪行によってキョンシー隊の内の一体が狂暴化し、【おじキョン】として暴れまわり、

おじキョ登場!!

人々を襲い、襲われた人(一応ヒロイン)もキョンシーになり、治療しながらおじキョンとの激闘を展開していく、

という本家の物語ありきの、そのまま展開となっていきます。

キョンシーの治療もします
ちょっと強めのヒロイン(無意味なヌードあり)
子供キョンシーも登場します。
ラストバトルも観たことある展開になります
道士役のジャック・ロンは髭と眉毛も本家そっくり

ですので、正直物語に関しては全く新鮮味はありませんが、本作はそのキャストが演じるアクションの素晴らしさが、

他のなんちゃってキョンシー映画とは一線を画する魅力を放つ作品へと成り立たせています。

アクションが素晴らしい!!

その超絶アクションを演じているのは、まず師匠である道士役に(ドランクマスター酒仙拳)(詳しくはこちら)や、(キョンシーグーニーズ)(詳しくはこちら)、(ニンジャハンター)(詳しくはこちら)等、

多くのカンフー映画で活躍しているジャック・ロン

ジャック・ロン

その弟子役で、カンフーアクション自体はありませんが、キョンシーとの身体を張ったドタバタ系のアクションでは目立っているのは、

ジャッキー・チェンの(プロジェクトA)や、(ファースト・ミッション)、そして(龍の忍者)でコナン・リーの相棒を演じていたタイ・ポー

タイ・ポー

もう一人のアクションができる方の弟子役を演じているのは(プロジェクトA)や(新宿インシデント)等のジャッキー・チェン作品などで活躍してるワン・チンカンで、

本作では特にアクションでの活躍が凄まじく、デススタントなども盛りだくさんで、本家で言うところのチン・シュウホウの役割を十分に果たしています。

ワン・チンカン

その他にも悪さを働く兄弟子道士役を演じているのは、多くのサモ・ハン作品や、(少林酔八拳)等のカンフー作品で武術指導、アクション俳優として活躍しているチン・ユッサーンや、

チン・ユッサーン

霊幻道士)で、女幽霊役でチン・シュウホウを惑わしていたポーリン・ウォンが本作でも同じような幽霊役で登場し、

チン・シュウホウと同じような役割のワン・チンカンを同じように惑わしていきます。

ポーリン・ウォン
ワン・チンカンとまさかの結婚を果たします(その後そんなに物語には活かされませんが、、)
本家と同じように自転車に乗るワン・チンカンを惑わせます(そこまで似せる?という感じですが、、、)

ただ、それでもおそらく本作で一番人気の原因となっているのは、はやり【おじキョン】を演じているウォン・ハーの暴れっぷりで、

燃えよデブゴン9)(詳しくはこちら)等のサモ・ハン製正統派カンフー映画ではあまり見せないような、

ルール無用の暴れっぷりプラス吹き替え版の台詞の暴れっぷりも手伝って本作の人気を決定づけています。

ウォン・ハー

ですので、字幕版では人気の要因の一つを逃してしまっているような気もしますが、それでもその暴れっぷりと、

キャストが演じるアクションの素晴らしさだけでも、十分に楽しめるキョンシーアクションとなっています。

という事で、物語や設定、基本的な物語設定に関しては(霊幻道士)そのまま頂いている、という感じですが、

アクション自体の素晴らしさと【おじキョン】の暴れっぷりが、凄まじい魅力の作品となっていますので、

キョンシー映画好きの方や、香港映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

安心して見れるキョンシーもの、という感じですよ。

作品情報

1986年製作 香港製作 キョンシーアクション

監督 ウー・コクハウ

出演 タイ・ポー、ポーリン・ウォン、ジャック・ロン、ワン・チンカン、チン・ユッサーン、ウォン・ハー

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