おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
(新桃太郎)シリーズのリン・シャオロウが主演し、名バイプレイヤー、ウー・マが共演したキョンシーも登場するファンタジック冒険アドベンチャー!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、リン・シャオロウが主演したファンタジックアドベンチャー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
チェン少年は、貧しいけれども、気の優しい父親と二人で暮らしていた。
そんな二人が住む家の隣にある豪華な邸宅に、香港から金持ち一家が引っ越してきた。
その家族にはチェンと同年代の少年タイと、その姉ミンがいて、二人とは出会ってすぐに意気投合し、色んな遊びをするようになった。
そんなある日、屋敷の地下室にある扉から、謎の声が聞こえるのだった。
その声の主は子供キョンシーで、鍵を探し出して、扉を開けて、自分を救出して欲しいというのだった。
そして、少年たちは、子供キョンシーを救出するために行動を開始する!?
(新桃太郎)や(妖魔伝)(詳しくはこちら)等のカンフーアクション作品でお馴染みのリン・シャオロウが出演するファンタジック冒険アドベンチャー作品です。
ただ、主役ではなく、主役の少年チェンが仲良くなる姉弟の、姉の方、という何故か微妙な設定で、物語が始まった当初は登場さえしていなかったものの、
登場するなり、どんどんと主役に近い位置に近づいていく、という当時のリン・シャオロウ人気をうかがわせるような配役となっています。
で、実際の内容ですが、楽しく遊ぶ台湾の少年少女たちがお化け屋敷と噂する廃屋(結構な豪邸で、そこまでお化け屋敷感は無し)に、
香港からお金持ち一家がやって来る。
そのお金持ち一家の姉弟が、近所の少年チェン(こちらが主役)と仲良くなり、地下室の扉の奥から聞こえる謎の声の噂を聞く事になります。
で、その声の主は子供キョンシーで、夜ごと助けを求める声を上げている、という子供独自の解釈になっていきます。
本来なら、幽霊の声が頻繁に聞こえているわけなので、完全なホラー展開ですが、
そこは、ファミリー向けキョンシー映画ですので、子供がそうだと言ったら、それ以上の説明は必要とせず、その声の主は子供キョンシーだという事で、
なんとか、助け出そう、という展開になっていきます。
で、なんとか地下室の扉を、こじ開けて、室内に入ってみると、そこには古ぼけた棺があり、中には、やはり子供キョンシーが存在して助け出す事に成功します。
で、助かった(ようです)子供キョンシーは、お礼にリン・シャオロウが大好きな冒険漫画の世界に連れて行ってくれます。
『やったーっ!』という感じで、漫画世界に冒険に出る子供キョンシーとチェン少年とリン・シャオロウ、、、、、
そうです、姉弟の弟タイは、他のメンバーが別世界にジャンプした時に、同じ部屋の別の場所に隠れていたために、冒険の世界には行けずに、
両親や警察と共に、そのままいなくなってしまった姉とチェン少年を捜索する、という現実世界パート担当となってしまい、
現実世界でいなくなった子供キョンシーを探す両親キョンシーの暴走事件捜査パートへと参加させられることになります。
可哀そうです。
本来、主人公のチェン少年と仲良かったのは同年代のタイの方で、姉であるリン・シャオロウは、主人公から見ると友達のお姉さん、でしかなかったのですが、
そんなに近しい間柄ではない二人が、さらにさっき出会ったばっかりのキョンシーを含めた3人で大冒険へと旅立ってしまいます。
現実世界に取り残された弟は、最終的には、『こんなことなら助けなければ良かった、、、』という苦々しい台詞まで言ってしまいます、、、
で、そんな弟を放っておいて、冒険に旅立った一行は、蛇の大軍や、どう猛な虎、そして蛇をしばくオラウータン等と激闘(のような戯れ)をこなしながら、
冒険世界のラスボス的なキャラクターであるウー・マと出会います。
このウー・マ、まさかの捉えた姫を火あぶりにして食べてしまおうとしている最中で、姫との関係性が良く分からないのですが、
とにかく、主人公達が言うには、ウー・マは倒さなければならない悪者で、
捕らえられている女性は可哀そうな姫なので、助け出さなければならない、という結論に直ぐ達します。
ここで、子供キョンシーは魔法が使えるので、自分の力を新しい二人のお友達におすそ分けし、3人が英雄的な力を発揮できるようになります。
で、年少組は魔法を中心としたファンタジックバトルを繰り広げ、リン・シャオロウは勿論、カンフーチックなアクションを披露し、ウー・マを追い詰めていきます。
で、何回かの変身(ウー・マも魔法が使えます)と、主人公側も魔法によって、色々とお色直しを繰り返し、
勿論、最終的にはウー・マをやっつけてしまいます。
という所で、現実世界では、一緒に冒険に行けなかったタイが、イライラして、散らかっていた漫画(只今、その中で皆が冒険中)を、
大人に叱られたはずみで、ポイっと投げたところに、水をこぼしてしまい、その後、その漫画を乾かすために、直に火で炙っていたら、
ミスって火が燃え移り、必然的に、漫画世界でも天変地異のような大火災が発生してしまいます。
魔法世界、まさかのラスボスは、一緒に冒険に行けなった弟、タイと良く知らない大人だった!!
という事で、勿論、なんとか火を交わして現実世界に戻って来た一行は、待ち構えていた両親キョンシーに子供キョンシーを返却し、
いやがる子供キョンシーを連れて地下室に帰っていくキョンシー家族、、、
そこに現実世界のキョンシー騒動事件の責任者である太めの警部(恐らく本家のビリー・ロウのイメージキャスティング)が入って来て、キョンシーを地下室まで追います!!
肥『キョンシーめぇ!!逃がすか!!』
制止するリン・シャオロウとチェン少年!!
リンと少年『行かせてあげて!!』
警部『絶対に捕まえてやる!!』
ピストルを取り出す警部。
警部 バン!!バン!!バン!!(銃声)
リン・シャオロウ『やめてー--!!』
、、、、、、、、
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終劇
えっ!
作品情報
1989年製作 台湾製作 キョンシーアクション
監督 ロー・ツェー
出演 リン・シャオロウ、ウー・マ、リン・チュンハン、ヒョン・ワンパン、
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