【レア作品!カンフー映画】カンフー十八羅漢陣(十八罗汉阵18 SHAOLIN DISCIPLES)91分

投稿者: | 2022年10月11日

カンフー映画としてのおすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

メン・フェイ、チャン・イー、カーター・ワン、シュー・フォンとカンフースターが集結して描く、親子二代に渡る復讐と出家の物語!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、(少林寺必殺舞扇拳)のメン・フェイ主演のカンフーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

江湖の世界で活躍していた剣士【ゴーストキラー】こと、ライ・シンチュウ(カーター・ワン)は、己の行いを悔い改め、

ライバルであるミョウ・ユータン(チャン・イー)の攻撃を振り切って、幼い息子を友人のスーに預けて少林寺で出家する。

しかし、その時の勝負の傷によって不能者にされてしまったユータンの復讐心は収まらなかった。

そして数十年後、健康な青年へと成長したライの息子チェン(メン・フェイ)に、ユータンの魔の手が延びる!?

少林寺必殺舞扇拳)や(妖術大変化)(詳しくはこちら)等の、イケメンカンフースター、メン・フェイ主演による武侠系のカンフーアクション作品です。

因みに、本作のVHSは、まさかの字幕無し英語バージョンでのリリース、という時代を感じさる仕様となっています。

本作で、まず目を引くのは、出演しているキャストの豪華さで、主人公のメン・フェイを筆頭に、その父親役に(少林寺への道)や(少林寺炎上)(詳しくはこちら)等のカーター・ワン

メン・フェイ
カーター・ワン

そして、メン・フェイカーター・ワンの親子二代に渡っての宿敵となる剣士役に(燃えよデブゴン地獄の危機一髪/斗え!デブゴン)(詳しくはこちら)等のチャン・イー

チャン・イー

そして、ジャッキー・チェン主演の(成龍拳)やキン・フー監督の(侠女)等に出演し、製作者としても多くの作品を手掛けているシュー・フォン、と

豪華なキャスティングが実現しています。

シュー・フォン

流石にアクションに関しては1975年製作、という事で、スローぎみのアクションが中心ではありますが、

ジョセフ・クオ作品等で気心の知れたカーター・ワンチャン・イーの黄金コンビのアクションは栄えていて素晴らしく、

また、出番は少な目ですが、シュー・フォンの魅せるキリっとしたアクションも見所となっています。

シュー・フォン自体は、役柄的に、さらに妹が存在して、重要な要素は妹の方が担っているので、正直そんなに重要な役柄ではないのが少し残念ですが、、、。

で、その内容ですが、まずは、かねてから因縁のあるカーター・ワンチャン・イーの崖の上で決闘シーンから始まります。

カーター・ワンは、その昔【ゴーストキラー】と通り名がつくほどの悪事を働いていた時期もあるようで、

それが原因となってチャン・イーから恨みをかっているようです。

で、戦うカーター・ワンの背中にはまだ幼い息子を抱えています。

子連れ剣士カーター

冒頭から(少林寺への道)でも見た事のあるような出だしですが、そのまま決闘は進み、カーター・ワンの方が実力が勝っていたようで、

チャン・イーは、睾丸の機能を失うほどの局部的な攻撃、というあまりにキツイ返り討ちに合ってしまいます。

『痛いいいいい!』

で、そのままカーター・ワンは少林寺に向かい、そこで己のこれまでの行いを反省し、、、、

、、、、

『反省しております』

そのまま、、、、

、、、、、

、、、、、

チーン!

出家してしまいます!!

息子は、その場にいた友人に預けたままで、、、!

南無阿弥陀仏

良く見ると、子供が育っているので、数年経っているのでしょうか、、、。

シーンが連続していて、時間の経過を示す手がかりがないので、暗黙の了解という事でしょうか、、。

バイバイ

で、十数年の月日が経過して、青年となったカーター・ワンの息子であるメン・フェイは、父(育ての)が経営する護送警備隊の隊長である姉(義理、ですが本人は忘れている)、シュー・フォンと共に初任務に就く、

という感じでメインの物語に入っていきます。

『行くわよ』

で、野盗に荷物を奪われてしまい、その野盗のボスであるチャン・イーが、荷物を人質にメン・フェイの育ての父にカーター・ワンの居所を教えるように脅迫してきます。

状況が良く読み込めないメン・フェイは、父を問いただして、実は自分は、実はその父親の本当の息子ではなく、

友人のライ【ゴーストキラー】が、実の父親で、まだ幼い頃に引き取って育てた、というメン・フェイが忘れていた大事過ぎる事実を明らかにします。

『そ、、、そんな、、、』

というところで、チャン・イーの猛攻が再開し、メン・フェイも命を狙われるものの、(育ての)父親の犠牲によって、なんとか逃げ延び、

少林寺の門を叩く、という後半の盛り上がりに突入していきます。

クライマックスは、少林寺に父を訪ねていったメン・フェイと、突然、育児を放り投げてしまった割には、まさかの大出世を果たしている、元ゴーストキラー、カーター・ワンの間で流れる微妙な気まずい空気を感じつつ、

そこへなだれ込んでくるチャン・イー(これは逆に良いタイミング)による、宿敵を倒すためのラストバトルが開始されます。

『お父さーん!』

そして、ついに最終決戦、十八羅漢陣とのバトル、カーター・ワンとのバトルと激闘を越えたその先に、

チャン・イーにまさかの事態が訪れます。

メン・フェイとのバトル
十八羅漢陣とのバトル

それは、、、

、、、、

、、、、

、、、、、

、、、、

、、、、

チーン!(2回目)

自分も出家!!

『南無阿弥陀仏』

俗世の事には感知せず

、、、、、

、、、、、

、、、、、

『、、、、、、』

いや、メン・フェイは!?

しょんぼり、、、

無視!!

主人公がしょんぼりしながら家に帰る、というカンフー映画史上稀に見る迷ラストシーンでした!

作品情報

1975年製作 香港製作 カンフーアクション

監督 スー・ツェンハン

出演 メン・フェイ、シュー・フォン、カーター・ワン、チャン・イー

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