おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
スティーヴン・セガール主演ながらも、実際はクレイグ・シェイファーとルイス・マンデロアがメインで活躍するサスペンスアクション作品!!珍しく後半に大どんでん返しが2回もあります!!
作品紹介
2016年8月20日公開
今回ご紹介するのは、スティーヴン・セガールとクレイグ・シェイファー、ルイス・マンデロアの競演が実現したアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ある麻薬取引の現場でギャングたちが皆殺しにされる事件が発生した。
FBIが捜査を担当し、第一容疑者に元米軍特殊部隊員のロバート・サイクスが浮上する。
ギャングに家族を殺されたサイクスが、その私怨を晴らすために、ギャングたちを次々に殺害していっているのだった。
そんなギャング連続殺害事件の捜査本部にある日、謎多き捜査官ポーターがやって来ることで、事件は思わぬ方向へと進んでいく!?
スティーヴン・セガール主演のいつものアクション、、、、、
と、思いきや、
実際は共演のクレイグ・シェイファーの無双ぶりが炸裂するアクション作品で、セガールとの無双対決が実現した作品となっています。
さらに、セガール作品では、今までありえなかったような後半の大どんでん返しまである、というこれまでのただただ無双一辺倒の作品とは趣の違った作品となっています。
という事で、セガールは、冒頭から、闇の暗殺者且つ自警団的に裏社会の構成員をスナイパーライフルで虐殺しまくる、
といういつものように、動かない無双ぶりを発揮しながら登場します。
その後も、闇組織が経営するストリップバーを、爆弾で破壊する、という、これまた動かない(爆発を背にゆっくり前方に歩く、というお約束付き)無双ぶりで、
悪党の数をどんどん減らしていきます。
で、そんなセガールの無双が進む中、謎のFBI捜査官である(恋しくて)等のクレイグ・シェイファーがふらっと登場します。
で、セガールの足取り等を捜査しながら、地元の警察官である、(デンジャラスブロンド)(詳しくはこちら)等のルイス・マンデロアと合流します。
クレイグ・シャイファーの方はとにかく、THE謎のFBI捜査官、いった感じで、黒っぽい衣装に身を包み(FBIは大体そうですが)、
なんとなく地元警察を煙に巻きながら、独自の捜査を進めていきます。
で、ストリップバーで辛くも犠牲を免れた(スピーシーズ4)のヘレナ・マットソンが、爆破騒動後にそのまま事件に巻き込まれてしまったので、
クレイグ・シェイファーは、そのままヒロインを守るヒーロー化していきます。
さらに、悪漢に襲われそうになったところを、スーツに隠していた、まさかのダブルコンバットナイフで応戦する、
という、小太り+無双+モテモテ、という通常ではセガールが担っている役柄をクレイグ・シェイファーが担っていきます。
その間もルイス・マンデロアの捜査はなんとなく進み、悪党を始末してくれるセガールの存在のおかげで、犯罪件数は下がるけれども、
そのままヴィジランテな行為を放置はしておけない、というチャールズ・ブロンソンの(狼よさらば)シリーズのような展開になっていきます。
さらに、捜査が進むにつれて、クレイグ・シェイファーの存在も怪しくなってきて、、、
という感じでまさかのミステリー仕立てになっていきます。
この辺りの展開がセガール作品にしては意外に楽しめる展開で、一応クレイグ・シェイファーとセガールは元軍人で元同僚、という説明がクレイグ・シェイファーの台詞だけで語られますので、
正体が分かりそうで分からないセガールとクレイグ・シェファーの正体は?
という二人共が、善人か悪人かさえ分からなくなっていきます。
で、後半、ルイス・マンデロアの必死の捜査である事実が判明します。
※↓ここから先はセガール作品なのに物語展開に大きく関わるようなどんでん返しの部分に触れていますのでご注意ください。セガール作品なんですが、、、↓※
怪しすぎる元軍人二人の正体は、まさかの、、、
、、、、
、、、、
同一人物!!
無双ぶりや、美女からのモテモテぶり、小太り等、やっている事と佇まいがあまりにセガールなので、薄々そうではないかと、正直誰もが思っていたと思われますが、
やっぱり、同一人物でした。
現場に残したセガールの葉巻とクレイグ・シェイファーの葉巻の一致や、クレイグ・シェイファーがFBIであるという記録も存在しない、
さらにセガールの姿はクレイグ・シェイファー以外の人は誰も目撃したことがなく、監視カメラにもセガールは映らずにクレイグ・シェイファーしか映っていない、
という無茶苦茶分かりやすい証拠によって二人が同一人物である、という事が判明します。
灯台下暗し、というか、灯台の下にも煌々と光が照らされていたように分かりやすい手がかりでしたが、
ルイス・マンデロアは眩しすぎて気付かなかったようです。
分かりやすいどんでん返しではありますが、セガール作品という枠組み単位で考えると、まさかセガール作品で、どんでん返し展開があるはずがない、という固定観念と、
同一人物という設定だと、やっぱり辻褄が合わないような要素が多々あるものの、それは、いつものセガール作品にも頻出するような不具合なので、
今回もその類かと思ってしまう、というセガール作品特有の固定感、という二種類の固定観念によって、非常に意外性を感じる大どんでん返しとなっています。
という事で、追うルイス・マンデロアと追われるセガール(=クレイグ・シェイファー)のサスペンス展開へと突入してきます。
ついに追い詰められたセガール(クレイグ・シェイファー)が廃ビルに入っていきます、、が、、、、
本作には、まさかまさかの、2回目のどんでん返しが、、、
※↓ここからは、セガール作品なのに、さらに核心に迫る展開に触れていますので、ご注意ください↓※
廃ビルの4階ぐらいにやって来たセガールが話し出します。
セガール『どうやら、俺たちは同一人物だと思われているようだ』
クレイグ『それは残念だ』
セガール『粋な計らいに感謝したいぜ』
クレイグ『決着をつけようぜ』
やっぱり、別人物!!!
ルイス・マンデロアの勘違いでした!!!
という事で、最終的には無茶苦茶ぶりで強引に終わっていく、いつものセガール作品でした!
何なんだ、、、。
作品情報
2016年製作 アメリカ製作 アクション
監督・脚本 マイケル・ウィニック 製作総指揮 スティーヴン・セガール
出演 スティーヴン・セガール、クレイグ・シェイファー、ルイス・マンデロア、ヘレナ・マットソン、クリス・ファースト、ジェームズ・ルッソ
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