おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
米軍戦闘部隊のコマンドアクションにセガールがスナイパーとして遠くから少しだけ支援する、という苦肉の策で乗り切る一応、セガール主演の初の戦争アクション!!
作品紹介
2016年12月3日公開
今回ご紹介するのは、スティーヴン・セガール主演の初の戦争アクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
2010年、アフガニスタンでは、アメリカ軍とタリバンによる泥沼の戦闘が続いていた。
拉致された議員を救出するため、ある村に潜入した米軍部隊だったが、撤退行動中に狙撃兵ジェイクが敵地に取り残されてしまう。
敵の攻勢が迫る中、ジェイクを見捨てようとする軍幹部。
だが、戦友のヴィックとヴァスケスは、命令に逆らってジェイクを救出することを決意するのだった!?
セガール初の戦争アクション作品です。
とは言いつつ、セガールは熟練のスナイパーという設定ですので、軍の戦闘部隊の本隊とは常に距離を置いていますので、
基本的には本筋の戦闘にはほぼ参加しません。
ですので、結局は最近のセガール作品にありがちな主演でありながらも、セガール自身は本筋とは別行動パターンの作品となっています。
しかも、例によってセガール自身のシーンは基本的に別撮影のようなので、他の出演者と一緒に画面に映るシーンは存在しません。
常に一人で喋って、一人で銃を撃って一人で敵の様子を伺います。
今回もどう考えても本筋の物語への関わり方に違和感を感じますが、セガール作品の常として、毎回見る側の想像力に委ねられる部分が必ず存在しますので、
そういう違和感はなるべく気にしないようにして鑑賞する必要がありますが、そこを気にしなければ、やはりセガール作品は安定して楽しめるB級アクション作品となっています。
(面白いかどうかは、また別問題ですが、、)
出演はセガールの他に本隊のメンバーにツイ・ハーク監督の(ブラックマスク2)や(奪還アルカトラズ)でもセガールと共演しているプロレスラーのロブ・ヴァンダム、
実際の主演に(ステルスフォース)、(リーサルトリガー)などB級作品でお馴染みティム・アベルなど他の作品でも大活躍しているキャストが本筋を盛り上げています。
監督は1970年代からB級映画を中心に活躍している(エイリアンスペース)や(アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ウーマン)などのフレッド・オーレンレイで、
自身もプロレスラーとしての一面もあるようなので、意外に格闘技方面に明るい作品となっています。
という事で、今回の物語は、ある要人救出作戦任務中での現地から撤退行動中に、離れた場所にいたスナイパー要員セガールが、
傷を負って動けなくなった仲間のために撤退するタイミングを失ったので、現地に取り残されてしまい、建物内でなんとか救助を待ちつつ、
セガールを見捨てて他の作戦に移っていた本隊が偶然セガールを助けるチャンスを掴んだので、ついでに助けに来る、という大筋となっています。
その大筋自体に既に違和感を感じますが、おそらくセガールがスナイパーでしかも別撮影という事は初めから決まっていたと思われますので、
その本編にあまり関わらない主演俳優セガールを無理矢理本筋に絡めようとすると、どうしてもそうのような不具合は出てしまうのかと思われます。
ですので、撤退に失敗したセガールは、ずっと救助を待ち続けますが、本隊はさっさと次の任務に移っています。
本隊の方が実際の物語の主人公たちなので、そちらのドラマがメインで描かれていきますが、そちらはドラマを盛り上げるために色々なキャラクターが登場します。
やたらとアピールの強い女性記者が登場して物語をひっかき回したり、アフガン現地の案内人と、作戦途中で出会う少数民族の親子等、
緊迫したドラマを演出する様々なキャラクターが登場し、しかもその各キャラクターがちゃんと意味のある展開を見せていきます。
で、その別なドラマが盛り上がった頃に、偶然セガールを助けに行けるチャンスを掴み、
なんとなくセガールを助けに行って合流、最終的にはセガールも合流できたのでハッピーエンド、という流れになっていきます。
セガール自身は救出を信じて1日待っていたようですが、本隊は偶然のチャンスを掴むまで、一旦完全にセガールの事は見捨てていましたけど、、、、。
という事で、アクション展開自体はいつものセガール作品、という感じですが、ジャンルは初の戦争アクションという特徴のある作品となっていますので、
セガール好きの方や、B級アクション好きの方などご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2016年製作 アメリカ製作 戦争アクション
監督・製作・脚本 フレッド・オーレンレイ 製作総指揮 スティーヴン・セガール
出演 スティーヴン・セガール、ロブ・ヴァン・ダム、ティム・アベル、シャーリーン・アモイア
その他のセガール百裂拳!
香港監督チン・シュウトンが監督した結構激しいアクション作品(沈黙の聖戦)はこちら
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