『推薦!』マローボーン家の掟(MARROWBONE)110分

投稿者: | 2020年3月24日

お薦め度 ★★★★★★★★★☆

才能溢れる監督・製作コンビによるスペイン映画界お得意の切ない系ホラー

作品紹介

2019年4月12日公開

今回ご紹介するのは、ある家族の秘密が、やがて驚愕の真実と共に明らかになる、サスペンスホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1960年代のアメリカ・メイン洲の片田舎の屋敷。

マローボーン家の4人兄妹は父親からの酷い虐待の過去から逃れるため、この地に引っ越してきた。

そんなある日、母親が病に倒れ、子供達の未来を心配した母親は長男のジャック(ジョージ・マッケイ)にどんなときも弟たちの面倒をみるように言い聞かせる。

その後刑務所を脱獄した凶悪殺人犯である父親がついに兄妹たちの住む屋敷の存在を知り、4兄妹に迫ってくる。

しかし、長男は母親と固く誓った約束を守り、父親と対決、撃退することに成功する。

そして半年後、ジャックは弟たちを守るため、いくつかの掟を厳守するように言い聞かせる。

それは、【成人になるまでは屋敷を離れてはならない】【鏡を覗いてはならない】【屋根裏に近づいてはならない】【血で汚された箱に触れてはならない】【何か、に見つかったら砦に逃げなければならない】というものだった、、、。

ラストに驚愕の真実が明かされる、、。

事前知識がほとんどない状態で鑑賞したのですが、予想を遥かに越える内容でした。

前半部分でこの家族には秘密があり、5つの掟を守らなければならない、という約束事が説明され、その秘密が徐々に解ってくることになるのですが、

それが物語に上手く溶け込んでおり、忘れかけたころに掟の事をちらつかせてくれるので興味が絶えず持続しました。

また、物語を引っ張る4人兄妹を演じるキャストが素晴らしく、それぞれのキャラクターも全員印象に残る存在感で名演技でした。

全員今後ずっと活躍し続けるスターになっていくのではないでしょうか。

物語の性質上後半については触れられませんが、予想以上の展開があり、素晴らしく練られた脚本となっています。

セルヒオ・G・サンチェス監督は本作が初監督作品という事ですが、物凄い才能だと思います。

製作の盟友J・A・バヨナ監督とのコラボレーションでは切なさホラーの代表格(永遠のこどもたち)がありますが、スペインホラーの特徴としてどこか切なさの残る作品が多いように感じます。

ギレルモ・デルトロ監督のスペイン時代の(デビルズ・バックボーン)なども切ない雰囲気の漂う作品でした。

本作も同じような雰囲気が漂い、ラストシーンは映画史に残る名切ないシーンで涙腺が緩みっぱなしでした。

本作はもっと多くの人に何回も鑑賞してもらうべき作品だと思います。

久しぶりに心を捉えて離さない非常に印象に残る作品でした。

という事でメジャーな作品ではありませんが、一度通して鑑賞ると、必ず、もう度初めから見直したくなるような、練られた物語ですので、機会がありましたら是非一度、と言わず何度もご鑑賞ください。

マローボーン家の屋敷

作品情報

2017年製作 スペイン・アメリカ製作 ホラーサスペンス

監督・脚本 セルヒオ・G・サンチェス 製作総指揮 J・A・バヨナ

出演 ジョージ・マッケイ、アニャ・テイラー・ジョイ、チャーリー・ヒートン、ミア・ゴス

子供たちには、常に悲壮感が漂う、、。

スタッフ・キャスト

監督・脚本は秀作スペインホラー(永遠のこどもたち)の脚本で知られるセルヒオ・G・サンチェス。

製作総指揮は(永遠のこどもたち)でゴヤ賞14部門でノミネートされ新人監督賞など7部門で受賞し、それを足掛かりに(ジュラシックワールド炎の王国)でついにハリウッドメジャー監督となったJ・A・バヨナ。

出演は本作の後、(1917)に主演する事になるジョージ・マッケイ。

共演は、(ウィッチ)、(スプリット)、(ミスターガラス)など一度見たら忘れられない顔立ちのアニャ・テイラー・ジョイ。

リメイク版の(サスペリア)、(キュア禁断の隔離病棟)等、これまた一度見たら忘れられない顔立ちのミア・ゴス。

テレビシリーズ(ストレンジャーシングス未知の世界)のチャーリー・ヒートン等。

アニャ・テイラー・ジョイ

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