ディレイルド 脱線(D-RAILED)80分

投稿者: | 2020年10月17日

お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆

DVDジャケットのネタバレがちょっと残念なジャンルを越えたごった煮サスペンス作品!!予想外に楽しめます!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ジャンルを飛び越えた展開が珍しいサスペンス作品です。

それでは、まずはあらすじから、

走行する列車の中で推理ゲームを楽しむ(殺人ミステリー急行)が執り行われた。

ツアーの参加者はゲームの説明を受け、車掌の汽笛と共にゲームは開始された。

そこで、司会者の男性が突然倒れ、背中にはナイフが刺さっていた。

推理ゲームは開始されたが、どうも様子がおかしい。

確認してみると、司会者の背中のナイフは本物で、何者かによって、本当に殺害されたのだった。

犯人はこの乗客の中にいる!?

お互い疑心暗鬼の状態が続く中、

走行中の列車は猛スピードで急カーブの地点に差し掛かかり、制御を失っていく、、!?

冒頭、ツアーの参加者が列車に乗り込むシーン。後で観直すと切ないです、、。

本作は非常に珍しいジャンルを跨いだ展開を80分という短い上映時間にギュッと凝縮したエンターテイメント作品です。

物語はアガサ・クリスティーの(オリエント急行殺人事件)のような感じで、列車に登場人物がそれぞれ乗り込むシーンから、人物紹介も含めて展開されます。

一通り説明が終わると食堂列車でディナーを楽しみながら、いよいよ殺人(演技)ミステリーの始まり、となります。

ここで、実際に殺人が起こって犯人は、この中にいる!?

という、お決まり的な流れとなっていきます。

B級作品で、メインキャストも無名の人ばかりですが、他のB級作品でよく見かけるような素人同然の見かけや演技力ではなく、

しっかりとした演技と外見も整っているプロの俳優(当たり前ですが、、)ばかりで、

しかも演出もしっかりしているので、お約束的な展開なのに、早々に物語に引き込まれてしまいます。

このキャストの中から将来有名になる人が出そうな感じがするぐらいに良いシーンになっていました。

と、前半ここまではミステリー映画的な展開となっていますが、ここから急展開になっていきます。(B級度合いも急速に増してしまいますが、、)

ゲームの説明をする司会者

※以下からはちょっとネタバレ含みますので、注意してください。本作の内容を全くのネタバレ無しで説明するのは困難ですので、、

その犯人、というかその列車には強盗をたくらむ一味が乗客に紛れて乗車しており、そのグループが殺人ミステリーを利用して殺人を犯して金品強盗に利用しようとしていたのです。

といういざこざの中、犯人グループの一人が機関士を脅し、トレインジャックをしようとします。

そこで、思わぬ機関士の抵抗に合い、強盗犯の一人と機関士は絶命。

そのまま制御を失った列車は魔の急カーブへと向かっていきます。

案の定、曲がれきれなかった列車は脱線し、陸橋から下を流れる大きい川へと落ちていきます。

乗客が目覚めると列車に閉じ込められ足元は川の水で満たされている、というところで映画は災害ディザスターものへと変化します。

大きな物に足だけ下敷きになって動けない人や、致命的な傷を負っている人など、周りが閉ざされているので状況が把握できない、という災害ものの王道的な展開になっていきます。

そして、生き残りの乗客の一人が扉を破壊して、夜の月日が差し込み、やっと現状把握できます。

川というか、湖のようなところに車両が半分水没したような状態にになっているのです。

陸地まではどれほどの距離かわかならいので、乗客の一人が泳いで確認しに行きます。

すると、割と近くに陸地があることを確認して、泳いで戻ってきます。

しかし、その時水中で蠢く何かの存在を感じます。

と、ここからは、まさかのモンスターホラーものの展開になります。

突然水中から襲ってきたのは、半魚人のようなクリーチャーでした。

泳いでいた乗客は、あえなく襲われ命を落としてしまいます。

そこで、弱腰だった乗客が素手で半魚人に攻撃して、怯んだ隙に、残りの乗客が陸までたどり着きなんとか逃げ延びます。

しかし、半魚人なので、陸地も安全ではないため、陸の奥地へと向かいます。

たどり着いたのは、寂れた屋敷。

生き残りの乗客たちは一旦、屋敷にかくれます。

それなりの大きさの屋敷ですので、それぞれが各部屋で散策していたところ、

大きな物音が、、。

駆けつけてみると、生き残りの一人が、まさにクリーチャーに喰われてしまうところでした。

この辺りで、また犠牲者を出しつつ、一つの部屋で身を寄せ合って隠れる乗客たち。

そして、ついに隠れている部屋にもクリーチャーが迫ってきます。

ここへきて、自らを犠牲にして仲間を助ける泣ける行為もあったり、で残りの生き残りももうダメか、と思ったら、、、

前半はミステリーものの王道

ここで、目を覚まします。

外は夜が明けて明るい日差しがさしています。

これは、まさかの夢落ちかと思いきや、どうもクリーチャーに襲われた事は事実だったようで、すぐに屋敷から逃げ出し、列車の発射地点目指して走って戻っていきます。

そして、最後の最後で、物語の根幹を揺るがすような展開となります。

ここから先まで書いてしまうと、完全に楽しみが無くなってしまいますので割愛しますが、

ラストは、ある意味ファンタジー系の展開ともとれるような終わり方になっています。

このラストまで一通り鑑賞してから、最初の列車に乗り込むシーンを見返すと、思った以上に切なく、ちょっとホロっとしてしまうような作りになっています。

そういった感情が沸くのも、本作が一見支離滅裂なごった煮ムービーに見えて実は要所で的確な演出を積み重ねているからこそ、その結果として感情が揺さぶられるのだと思われます。

クリーチャーがチープだったり、脱線シーンなどのCGシーンがチープだったりと、雰囲気を削いでしまう面もありますが、

少ない予算をそういった特殊効果で使ってしまうよりも、しっかりした演出実力のあるプロのキャストの方に力を入れた製作陣の姿勢は素晴らしいのではないでしょうか。

勿論、何かの賞を受賞するような作品ではない、娯楽B級ど真ん中作品ではありますが、

こういった、とことん観ている観客を楽しませてやろうという意欲に溢れている製作陣にはこれからも、どんどん活躍して欲しいものですね。

というわけで、全ての人にお勧め、という作品ではありませんが、80分間はしっかり楽しめるB級娯楽作品となっていますので、機会がありましたらご鑑賞頂きたいと思います。

山を逃げ回る

作品情報

2018年製作 アメリカ製作 サスペンスモンスターパニック

監督・脚本 デイル・ファブリガー

出演 カーター・スコット、ランス・ヘンリクセン、シェー・スモリク、エヴァレット・ウォーリン、ローガン・コフィー、フランク・ラマーズ

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