クリーンアップ 最強の掃除人(THE CLEAN UP CREW)95分

投稿者: | 2025年5月15日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

犯罪現場の清掃専門のクリーンアップクルー4人が、清掃中にマフィアの多額の現金が入ったケースを見つけた事で、マフィアと汚職警官との戦いに巻き込まれて行くアントニオ・バンデラスではなく、ジョナサン・リス・マイヤース主演のクライムコメディアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、ジョナサン・リス・マイヤース主演の犯罪コメディアクションです。

それでは、まずはあらすじから、

犯罪現場の清掃を専門に行う清掃会社(グッドライフ清掃社)の4人のメンバーが、今日もある犯罪現場に呼ばれた。

その現場は、マフィアと汚職警官が汚職金を巡って銃撃戦となった現場で、凄惨な現場だったが、

メンバーの一人が清掃中に汚職警官が隠した大金が入ったアタッシュケースを発見した事で、メンバー内で内輪もめが発生する。

そんな中、大金を紛失したマフィア組織の部下が、メンバーの背後に迫る!!

監督は、(ジャッジアイズ復讐捜査線)や(コードネーム:バンシー)(詳しくはこちら)等のジョン・キーズで、

テンポの良いクライムコメディを演出しています。

主人公となる裏社会の掃除人役で、(ヤクザプリンセス)(詳しくはこちら)や(フラッシュバック)(詳しくはこちら)等の

ジョナサン・リスマイヤーズが登場し、大金がからむ事件に巻き込まれていきます。

ジョナサン・リスマイヤーズ

で、掃除人たちに大金を奪われるマフィアのボス役で、(パディントン消えた黄金郷の秘密)や(クーダ殺し屋の流儀)等の

アントニオ・バンデラスが登場し、主人公達を追い詰めます。

アントニオ・バンデラス

で、ジョナサンと同じチームのベテランリーダー役で、(イコライザー)シリーズや(エンド・オブ・ホワイトハウス)シリーズ等の

メリッサ・レオが登場し、マフィアと対峙していきます。

メリッサ・レオ

で、同じく掃除人のチームメイト役で、(リーサルストーム)(詳しくはこちら)や(10ミニッツ)(詳しくはこちら)等の

スウェン・テメルが登場し、情緒不安定な役柄で物語をかき乱していきます。

スウェン・テメル

で、同じく掃除人役で、(カムバックハリウッド!)(詳しくはこちら)や(カードカウンター)等のエカテリーナ・ベイカーが登場し、現金争奪戦に参加します。

エカテリーナ・ベイカー

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、ある地域一帯を牛耳るスペイン系のマフィアゲイブリエル(アントニオ・バンデラス)が、

新しく赴任してきた汚職警察官と、今後の賄賂を渡す契約を結ぶシーンから始まります。

しかし、そこから3年、ある賄賂取引の現場を任された汚職警官側の部下が、多額の賄賂金が入ったケースを横取りしようとした事で事態は動き始めます。

当初簡単に現金を強奪できると考えていた汚職警官は、マフィア側の命がけの抵抗に、お互い至近距離で銃を撃ち合う、

という最悪の結果を招き、重症を負った汚職警官側の一人を残して全員が命を落としてしまいます。

で、そんな事件が発生した数時間後、現場の捜査を終えた警察からの依頼で、4人組の清掃員がやってきます。

これが、格闘家を目指すアレックス(ジョナサン・リス・マイヤース)、その恋人のメーガン(エカテリーナ・ベイカー)、

清掃業者(グッドライフ清掃社)を取り仕切る女性リーダー、シヴォーン(メリッサ・レオ)、その相棒的な薬物依存症のチャーリー(スウェン・テメル)という、

個性的過ぎる4人組で、早速いつものように清掃業務に取り掛かります。

しかし、清掃中、汚職警官が隠した多額の現金入りのケースを見つけた事で、その現金をネコババするか、警察に届けるかで争いが発生します。

で、そんな中、重症を負いながらも、現金を現場に隠して一旦逃走した生き残りの汚職警官が現場に戻ってきたことで、

事情を把握した4人は、アレックスとメーガンの強い推しによって、汚職警官を拉致し、ケースの鍵の暗証番号を聞き出し、一気にネコババ計画を進めていく事になります。

しかし、現金が何者かによって持ち去られた事を把握したマフィアボス、バンデラスは、最後に現場にいた4人組に腕利きの部下を差し向ける、、、、、、、というのが、大体の大筋となっています。

近年は、B級娯楽作品での活躍が目立つジョナサン・リス・マイヤース主演のクライムコメディ作品です。

日本版のDVDジャケットから、アントニオ・バンデラス

【悪党(ごみ)どもは、俺が片付ける(クリーンアップ)】

ようなバンデラス無双ガンアクション映画をイメージしますが、そんな内容では全くなく、バンデラスは悪党側なので、クリーンアップされる側として登場する作品となっています。

もっと言うと、ジョナサン・リス・マイヤースも現金欲しさにマフィアや汚職警官の命を奪いまくる側なので、全員悪党です。

という感じで、日本版のジャケットのミスリードが過剰なのは、いつも通りではありますが、本作はさらに本国版のデザインからもイメージできない、実はコメディという要素がプラスされています。

ですので、現金を巡って命の奪い合いを行うような血なまぐさい物語ながらも、基本はうっすらとコメデイで、

ジョナサン・リス・マイヤースアントニオ・バンデラスもネチっとした癖が強めのキャラクターを過剰気味にコメディチックに演じているので、

血なまぐさくありながらも、どこかふざけているような、緊迫感があるようでない、微妙なバランスの世界観となっています。

物語のメインは、バンデラス側の描写は控えめで、争奪戦そのものよりも、清掃員側の仲間割れと、現金を巡る騒動が中心となっていますので、

アクションシーンは後半のみで、しかも、アクション要素を担っているチャーリー役のスウェン・テメルが、

銃を持てば、周りをぐるっと銃を持った男に囲まれても、二丁拳銃を持って両手を広げてスローで体を回転しながら撃てば、

自分には一発も敵の銃弾が当たらないのに、敵は全員撃ち倒している、というコメディチックなアクション描写ですので、

アクション面でも、緊迫感と笑いのバランスが終始微妙な作品となっています。

血なまぐささとコメディのアンバランスさに、お笑い要素を失くすか、完全にコメディ映画にしてしまうか、どちらかに振り切ってしまった方が良さそうに見えますが、

そうではないのが、ジョン・キーズ作品の世界観といった感じでしょうか。

という事で、日本版のジャケットイメージからは、予想しにくい世界観の作品ではありますが、ジョナサン・リス・マイヤースアントニオ・バンデラス

という現役バリバリの大物二人が共演した貴重な作品ではありますので、クライムドラマ好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2024年製作 アメリカ製作 サスペンスコメディ

監督 ジョン・キーズ

出演 ジョナサン・リスマイヤーズ、アントニオ・バンデラス、メリッサ・レオ、スウェン・テメル、エカテリーナ・ベイカー

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