おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
毎年のように続くアサイラム製作の(アルマゲドン)あやり作品の中でも特に本家にそっくりな、地球に衝突予定の隕石破壊任務に挑む決死の宇宙飛行士チームを描いたSFパニックアクション!!
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作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、アサイラム製作の勝手に(アルマゲドン)シリーズの最新作です。
それでは、まずはあらすじから、
ある観測所で、地球の存続が危ぶまれるレベルの巨大な隕石群が地球に接近している事が分かった。
衝突まで7日とタイムリミットが迫る中、世界各国によるレーザー兵器等の対処法は全て失敗し、残された最後の方法として、
スペースシャトルで、隕石に向かい、ロケットブースターを設置して隕石の軌道を変えるしかなかった。
そこで、アメリカ宇宙軍は、それぞれのエキスパートを集め、精鋭部隊を編成して宇宙へと送り出すのだった!?
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監督は、(アルマゲドン2022)や(タイタン)等、アサイラム作品の常連監督ノア・ルークで、本作でもアサイラムらしい低予算作品ながらも、
お約束のあるある展開は漏らさないツボは抑えたパニックSF作品を演出しています。
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主人公役は(アルマゲドン2020)や(マルチバースアルマゲドン)(詳しくはこちら)等、アサイラム作品限定で何度も地球を救う男、ジョセフ・マイケル・ハリスで、
本作でも、どこかで見た事のあるような役柄をヒーローっぽく演じています。
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で、米軍の指揮官として作戦を取り仕切るのは、1970年代から多数の映画やテレビドラマで活躍し、(ヘザース)や(イエスマン)等に出演しているパトリック・ラビオートゥーで、
本作でも、有無を言わせぬ迫力で、作戦を引っ張っていきます。
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で、主人子の親友であり、作戦を取り仕切る科学者役を演じているのは、(シーワールドZ)(詳しくはこちら)や(トランスモーファー メカビースト)等のアンソニー・ジェンセンで、
地球の命運をかけた戦いを率いていきます。
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で、作戦に身を投じる米軍所属の爆破のスペシャリスト役で、(悪魔のいけにえ2)のヒロイン役からアサイラム製作の(ザ・メガロドン大怪獣覚醒)まで、
ホラー映画、パニック映画で大活躍し続けているレジェンド、キャロライン・ウィリアムズが登場し、後半で見せ場を作っていきます。
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そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、まずはどこかの観測所で、ジョセフ・マイケル・ハリスとアンソニー・ジェンセンのコンビが、
多数の隕石群をなんとなく発見し、良く観測してみたら、実は物凄い規模で、このまま行くと地球の存続に関わるレベルの大ダメージを与える事が発覚し、
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さらに、その隕石群は、7日後には地球に到達してしまう、という驚愕の事実が冒頭でいきなり発覚します。
騒いでいるのは二人だけですが、、、。
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観測所なのに、7日前に分かるて、、、、という感じですが、そこは置いておいて、とにかく急を要するので、
米軍の最高決定権を持つ(のだと思います)パトリック・ラビオートゥーに連絡し、大統領の許可をもらい、
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色んな手を尽くそうとするも、このままでは危機を回避できない、という事で、巨大隕石自体を破壊する方法以外にない、という事になります。
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で、速攻で爆破のプロ、キャロライン・ウィリアムズを含むならず者チームが編成され、速攻で、隕石に飛び立つためのシャトルが準備されます。
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で、チームリーダーであるジョセフ・マイケル・ハリスが、最後のお別れのために家族に電話したい、という懇願も、
地球に残って指令する側のアンソニー・ジェンセンが許可せず(時間の関係で、ですが)、シャトルの外壁も、
全てが完成しないままに作業用ロボットに作業させつつ、取り急ぎ出発する事になります。
気付いたのが7日前ですから、、、。
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この前半の30分のやり取り、隕石の発見から宇宙への旅立ちまで、非常に急いでいる、という駆け足な状況なのですが、
確かに、急いでいるのは分かるのですが、宇宙飛行士でもなく、何の訓練も受けていない軍人が、全く何の訓練を受ける事も無く急いで宇宙に飛び出してしまいます。
7日前に気付いたので、、、。
ただ、このミッションを取り仕切るアメリカ宇宙軍は、本作の中だけの存在ではなく、2019年の12月に実際に創設されている機関らしいです。
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他の作品だと、そんな状態で宇宙ミッションに出たところで何の活躍もできそうにありませんが、本作はアサイラム作品、という特別な枠組みの作品ですので、
色んな大事な要素は、全てすっ飛ばしてしまって、本題へと入っていきます。
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ただ、ここまでもアサイラム作品の特徴の一つなのですが、前半の30分、確かに駆け足ではあるのですが、
決してテンポ良く危機感が煽られているという事は全く無く、展開は端折られているのに全く物語が進んでいるようには感じません。
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そう感じない大きな理由は、
パニックジャンル作品なのに、パニックシーンがほとんど無い
という事で、各地に色んな被害が出ているはずですが、その被害は映像ではなく、全て登場人物の台詞情報のみで、
その台詞を補う形で、隕石が落ちるシーンが数秒流れる、というパニック表現となっています。
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そこに、アサイラム作品特有の、最少人数のキャストが、指令室のような部屋で、緊張感のある表情で、ずっと相談と、リアクションを繰り返すだけ、
という密室の会話劇のようなシチュエーションが、ほぼ30分ほど続きます。
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他のアサイラム作品でも頻繁に見かけますが、2~3人だけの会話の応酬だけで物語を進める状況、
つまり(問題発生→問題に対処→問題解決→新たな問題発生)というパターンを全て映像無しで通してしまうため、
危機感は全く感じる事無く、ただただ2~3人の会話だけをずっと聞いているだけの時間が割と長時間続きます。
極端に言うと会話劇
という感じでしょうか。
恐らく、アサイラム作品の楽しめる、楽しめないの違いは、この会話劇の割合が作品全体の何割を占めているのか?で決まると言っても過言ではないのかもしれません。
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で、真剣な表情のレパートリーも尽きてきたぐらいで、ならず者部隊の宇宙ミッションへと突入していく事になります。
ただ、、、
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この宇宙ミッションに出てからは、それまでの会話中心だった退屈さとは一変して、どこかで見た事のあるような展開の連続とは言え、
しっかりとパニックアクションとしてのテンポを取り戻し、色んな困難が発生し、しかも意外とグッとくる対処法で克服していく事になります。
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隕石に辿り着けば、各国が足並み揃えずに勝手に行った隕石破壊ミッションの余波で、どこかの国が発射したミサイルのせいで、主人公達のミッションが危機に陥ったり、
ナビゲート役の天才青年が、土壇場でヘタレてしまうものの、最後の最後には自身の使命に目覚める大活躍を見せたり、
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ミッション遂行のための重要人物である爆破のプロ、キャロライン・ウィリアムズを命がけで救ったり、そして最後には本家同様に意外に感動のシーンが用意されていたり、
という感じで、宇宙ミッションに出てからは、前半と同じ監督とは思えないぐらいに、テンポ良く、ツボを心得た演出の連続となっていきます。
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という感じで、前半非常に退屈しますが、中盤以降は、しっかりとB級作品として楽しめる内容となっていますので、
パニック作品好き、SF作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
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あと、後半の隕石群に到達してからのミッション中に、ずっと気になっていたのですが、、
、、、、、、、、
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それ、、、、、、
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宇宙服?
バイクでコンビニに行ってるみたいなラフさですけど、、、
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作品情報
2023年製作 アメリカ製作 SFパニック
監督 ノア・ルーク
出演 パトリック・ラビオートゥー、ジョセフ・マイケル・ハリス、アンソニー・ジェンセン、カレン・サグー、キャロライン・ウィリアスズ、ケネディ・ポーター
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