【推薦!】バレリーナ(발레리나BALLERINA)92分

投稿者: | 2023年10月11日

おすすめ度 ★★★★★★★☆☆☆

監督二作目の才人監督イ・チュンヒョンの卓越したビジュアルセンスに、主演のチョン・ジョンソの圧倒的な存在感が光る、女性版(ジョン・ウィック)とも言えるレディースアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開 配信専用作品

今回ご紹介する作品は、女性の復讐劇を描いたリベンジアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

元ボディガードとして活躍していたオクシュは、孤独で光のない人生を送っていたが、同級生のミニと再会した事で、初めて生きる喜びを感じる事ができたのだった。

しかし、そんなある日、ミニに起きた悲劇によって、再びオクシュは戦いの場へと戻り、闇の組織を相手に戦いを挑む事になる!?

元ボディガードの女性が壮絶な復讐を繰り広げるレディースアクション作品です。

監督は、イギリス映画(恐怖ノ黒電話)を下敷きに製作された配信専用韓国映画(ザ・コール)のイ・チュンヒョン監督で、

アイドルのような容姿で、本作でも、前作に続き、脚本も兼ねて女性ドラマを演出しています。

イ・チュンヒョン

主演は本作のイ・チュンヒョン監督の(ザ・コール)や、(バーニング劇場版)、(恋愛の抜けたロマンス)、

そして公開待機作にケイト・ハドソンと共演しているアメリカ映画(モナリザ・アンド・ザ・ブラッドムーン)が控えているチョン・ジョンソで、

圧倒的な存在感と素早い身のこなしで、本作の魅力の大部分を担っています。

チョン・ジョンソ

で、主人公の宿敵となる裏社会の男役で、(逆謀 反乱の時代)等のキム・ジフンが登場し、物凄く鍛えられた肉体で、アクションを披露しています。

キム・ジフン

で、主人公が戦う目的となる親友役で、配信専用韓国ドラマ(キングダム)や濱口竜介監督の(ドライブマイカー)等に出演しているパク・ユリムが登場し、

可憐ながらも、儚い運命を背負ったキャラクターを好演しています。

パク・ユリム

そんな韓国映画の次世代を担うスタッフ・キャストが結集した本作の物語は、非常にシンプルで、海外でボディガード(傭兵?)として生計を立てていた主人公が、

暫くぶりに掛かってきた親友からの電話に出るところから始まります。

このパク・ユリム演じる親友、細かくは描かれませんが、どうも親友以上、恋人未満的なちょっとした恋路も見え隠れする関係で、

ある日自身の誕生日を祝うためにケーキ屋を訪れたチョン・ジョンソが、そこでアルバイトしているパク・ユリムと出会う事で、

チョン・ジョンソの暗く閉ざされた世界に生きる喜びを与えてくれた大切な存在となっています。

で、バレリーナの修行で暫く韓国を離れる事になり、そこから暫く期間が空いてからの、突然の電話で、

しかも何か様子が少しおかしい、という事で、足早パク・ユリムに会いに行く事になります。

で、部屋についてみると、バレエシューズと共に、ある手紙が添えてあります。

で、中を開いてみると、、、、、

という流れで、明るさを取り戻した主人公の人生が、再び闇に包まれてしまうような出来事によって、主人公は再び戦いの世界へと足を踏み入れていく事になります。

で、親友を絶望の淵に追いやった悪党を調べて行くと、そこにはある闇の組織と、その背後に存在する黒社会組織が存在し、

人身売買や、危険なドラッグの精製等によって、パク・ユリムを含めた多くの女性が奴隷のように扱われている事実を知ることになります。

という流れで、親友のため、多くの被害者のため、巨大な組織相手にたった一人で挑む、チョン・ジョンソの戦いがメインで繰り広げられていく、というのがメイン展開となります。

簡単に言ってしまうと、ジャンル的には(ジョンウィック)(最新作、詳しくはこちら)シリーズや(96時間)シリーズ等の、

舐めてた相手が実は強かった系列のアクション作品ではあるのですが、

本作は、キレのあるアクション演出もさることながら、監督の卓越したビジュアルセンスが素晴らしく、

常にネオン管の蛍光色っぽい色彩感覚と闇の部分が溶け込んだような独特の映像表現で、現実世界でありながらも、

ブレードランナー)のような無国籍な、大人し目のサイバーパンクのような雰囲気で統一されていて、なんとなく異世界に迷い込んだような、韓国とは思えない風景が広がっています。

この辺は(ジョンウィック)のようなリアルファンタジー的な雰囲気とも似ていて、作品独特の世界観に、ぐいぐいと引き込まれていきます。

また、チョン・ジョンソの好演もさることながら、大ボスとなるキム・ジフンのナルシストぶりも、凄まじく、

鍛え上げた肉体を駆使したアクションや、外道ぶり(でも不快感は割と少な目です)、そして、傷を負った後半のド迫力からのクライマックスの痛快なヤラレっぷり、

という感じで、主人公が憎悪を抱く相手として全く見劣りしない好敵手を演じています。

アクションに関しても、キレとテンポのある編集とチョン・ジョンソやスタントマンの好演、と見事にハマっていて、

細い体型ながらも、しっかりと凄腕のレディドラゴンとして見劣りしないような好演を見せています。

ただ、クライマックスで、広い敵組織の麻薬精製上で、多くの敵を相手に戦うシーンでは、それまでの狭い場所を意識したアクションの見せ方ではなく、

広い場所で大勢を相手にしている事をメインの見せ場としているために、カメラ位置も引き気味で、派手なカット割りもなく、

さらに手数が多めのアクションで見せていますので、どんどん倒せていている事にちょっと違和感があるのですが、、。

ただ、この辺の長めに複数を相手に拳銃と格闘を織り交ぜて、戦っていく、という状況も、恐らく(ジョン・ウィック)を意識していると思われますので、

見方によっては、完全にアクション面でも女性版(ジョン・ウィック)と言えるようなアクションシーンとなっています。

という感じで、ストーリーは至ってシンプルですが、イ・チュンヒョン監督の唯一無二のビジュアルセンスと、

チョン・ジョンソの圧倒的な存在感で、同系列作品の中でも、他では味わえないような面白味を感じられる作品となっていますので、

アクション映画好きの方や、レディースアクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

この作品、内容が非常にシンプルで、どこかで見たようなストーリーなのにも関わらず、全く飽きる時間無く最後まで鑑賞できる作品となっていますが、

それもひとえに、イ・チュンヒョン監督の、他の監督では表現できないような唯一無二のビジュアルセンスによる世界観によるものだと思われますので、

イ・チュンヒョン監督は、今後の大活躍も期待できそうです。

作品情報

2023年製作 韓国製作 レディースアクション

監督・脚本 イ・チュンヒョン

出演 チョン・ジョンソ、キム・ジフン、パク・ユリム

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