【中国映画】ムーラン 戦場の花 (無双花木蘭MATCHLESS MULAN)94分

投稿者: | 2021年8月14日

お薦め度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

中国に古くから伝わる民謡に登場する女性将軍、花木蘭の活躍を中心に、故郷のために戦場で戦った兵士たちの日々を、武術シーン中心に描いた娯楽アクション作品!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、中国に古くから伝わる民話に登場する女性将軍の活躍を描いたアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

高齢の父親の代わりに男性と偽って出兵した女性ムーラン(フー・シェアール)は、その持ち前の武術の腕を活かし、

瞬く間に兵士としての武勲を上げていった。

そんな中、攻め入る敵国柔然軍を相手に、少数の兵士で、砦を守るために決死の戦いを挑むのだった!?

父の代わりに従軍するムーラン

中国に古くから伝わる民謡に登場する女性将軍、ムーランの活躍を描いたアクション作品です。

近年ディズニー製作で製作された大作(ムーラン)とは無関係の中国製作の作品となっています。

ディズニー版が、コロナや他の色々な要因が重なって劇場公開されずに、配信だけの公開となり、その後のDVD化もセル用のみで、レンタル用が未だにリリースされていない

という迷走特異なリリース状況となっています。

そういう経緯で、レンタル店に行ってもディズニー版が棚に並んでいないので、本作をディズニー版と間違えてレンタルしてしまう人も多いようで、

ディズニー版のつもりで鑑賞し始めた人からは、作品自体が詐欺のような不評を必要以上に買ってしまっている不遇な作品となっています。

確かにDVDジャケットのような赤い衣装を着るシーンは一つもないですし、イメージ的にハリウッド版にかなり寄せてはいますが、

そういうあやかり的な事はDVDを販売するメーカーでは、普通にあった事ですので、今回もいつも通り、という感じですが、

ディズニー版がいまだにレンタル店に並んでいない、という異常な状況が、余計な混乱を招いているようです。

という事で、散々な評価の本作ですが、ディズニー版を無視して本作単独で、鑑賞して観ると、これが意外に女性主役の武侠アクションとしてしっかり楽しめる作品となっています。

本作は、歴史や人間ドラマを見せるような、難しい会話劇中心の大人し目の作品ではなく、中国人ならだれでも知っているような民話に登場する女性ヒーローを、

完全に娯楽アクションとしてヒロイックに描いたアクションメインの作品ですので、難しい部分極力省いて、ただアクションとそれを盛り上げるためのドラマが魅力的に描かれています。

イケメン将軍を助ける

アクション自体も、最近中国系の武侠作品で良く見かけるようなワイヤーで横にス~と吊られているだけのアクションではなく、

極力主要キャストが自身でアクションをこなしつつも、高度なアクションは、しっかりと技術的にレベルの高いスタントマンが立体的に魅せるアクションに切り替える、

という香港映画っぽいエンターメイントなアクションの連続となっています。

タイトル通り無双な強さを誇るムーラン

ですので、一応歴史戦記アクションではありますが、アクション自体は、武侠映画やカンフー映画の魅せ方に近い作品となっていて、

カンフー映画は好きだけれども、歴史劇は苦手、という人でも十分楽しめる内容となっています。

脳天、かかと落とし!!こんな技、普通の戦記物のは登場しません!!

ただ、アクションをメインにしているために、少々物語展開がシンプルに進んでしまったり、アクセントをつけようとして登場する味方の中の裏切り者、

などの設定が、それほど物語に大きく関係してこなかったり、と物語の大筋自体が、盛り上がりそうで、それほど盛り上がらないというちょっと薄味な印象も感じてしまいますので、

女性でありながら豪傑、という既に有名な設定も合わせて、何かもう一つ熱い設定が欲しかったところですね。

ラストでは結構熱い展開も

物語展開はあっさり目ではありますが、本作の場合、最近連発される他のムーラン関連作品と違い、クライマックスを抜粋したような物語ではなく、

一応、街でお転婆娘として暮らす日々から、高齢な父親の代わりに出兵して、武勲を上げて将軍となって皆に尊敬されていくまでの物語が駆け足ながらも、ちゃんと描かれています。

ですので、通して鑑賞すると、ムーランの物語の全景は把握できるようになっています。

人数は少な目ですが、アクション自体は結構迫力あります

一つだけ難点は、作品中に登場した、裏切り者キャラが、そんなに物語を動かさないままに、最後に再登場して、

結構英雄物語として良い流れでラストを迎えた本編に完全に水を差す形で終幕してしまうのが、非常に残念です。

何故、そのシーンを入れたのかは全く謎ですが、続編への橋渡し的な意味合いもあるかもしれませんが、それにしても小者過ぎて、

続編への期待感を煽る役目を果たせていないのが、また残念なところです。

割とシンプルな物語ですので、アクセント的に創作されたキャラクターだと思われますが、正直、そんなキャラクターよりも、

その分アクションを増やすだけでも良かったような、悪役としての魅力にも欠けるキャラクターでした。

戦場で次々と武勲を上げていくムーラン

物語の見せ場となるのは、勿論クライマックスの援軍を待ちながら、残った少ない兵士で砦を守るシーンですが、ここで登場する、

燃え盛る火の粉を巻き散らして、敵兵士を撃退していく、シーン等は、他のムーラン系作品でも登場しましたので、過去の映像化作品で既に有名になっているシーンなのかもしれません。

確かに、少ない兵力で、武器を節約しながら多くの敵を撃退できる、という非常に戦略的にも費用対効果的にも良い兵法ですね。

火の粉を巻き散らして敵兵を撃退!

そんな作戦をやりくりしながら、なんとか踏ん張っていた兵士たちも、次々に脱落していき、ついに数名の兵士のみとなってしまいます。

ここで、ムーランは髪をほどき、いよいよ自身が女性である事を、残りの兵士たち告白、私は女性で高齢の父の代わりに出兵したが、

私は祖国を誇りに思い、両親を誇りに思う。祖国を守るために命を懸ける事はいとまないし、祖国を蹂躙するものがいれば、私は命を懸けて守り抜く

という熱いメッセージを語り、自身が女性という正体を晒して兵士の士気を奮い立たせます。

女性としての招待を明かすムーラン。早く気づけよ、というツッコミはやめときましょう、、。
奮い立つ兵士たち

ここで、残念ながら脱落するものも、いますが、志のある兵士は、もう一度奮起し、最後の力を振り絞って戦いに挑みます。

なかなかの熱い展開で、しかもそれが女性兵士の物語、という通常ではありえない設定での熱いシーンですので、熱い中にも、

ドロ臭さよりも、なんとなく気品が漂っているような清涼感のあるシーンとなっています。

これが、女性兵士映画ムーラン映画の醍醐味なのかもしれません。

荒涼とした戦場で咲いた花、ムーラン
ラストはたった二人で、砦を守ります。なかなか熱いですね。

という事で、本作はディズニー作品に比べると合戦シーンがこじんまりとしていたり、物語展開が単調だったりと、見劣りする部分もありますが、

娯楽アクションシーンに比重を置いた歴史アクション映画として鑑賞すると、ディズニー作品とは、また違った魅力のある作品とはなっていますので、

アクション好きの方や、中国映画好きの方などご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、続編あるとすれば、あの裏切り者キャラは再登場するのでしょうか、、。

アクションをしっかり魅せる作品ですので、要所でしっかりと決めの構えも入ります。キマリますね。
合戦シーンは少し人数が寂しい感じですが、、

作品情報

2020年製作 中国製作 アクション

監督 チェン・チェン

出演 フー・シェアール、ウェイ・ウェイ、ウー・ジャンフェイ、シャン・ティエンロン

完全に女性とばれていないという設定のいつものあるあるですね。誰がどう見ても美人の女性にしか見えませんが、、。
アクションはエンタメ寄りのヒロイックなアクション

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