ザ・チェイサー 真実の瞬間 (GASOLINE ALLEY)97分

投稿者: | 2022年7月31日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ブルース・ウィリスが脇役として重要な役柄で出演した、デヴォン・サワ主演、ルーク・ウィルソン共演の犯罪サスペンス!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、ブルース・ウィリスが重要な役柄で出演したデヴォン・サワ主演のサスペンス作品です。

それでは、あまずはあらすじから、

4人の若い女性の惨殺死体が発見された。

現場に落ちていたライターからタトゥーショップの経営者ジェームス(デヴォン・サワ)が第一容疑者として取り調べを受ける。

身に覚えのない罪を着せられたジェームスは、自身の潔白を証明するために、被害者の交友関係を調べ始める!?

引退を表明したブルース・ウィリスの未公開だった作品群の内の一作です。

例によって(シン・オブ・アメリカ)(詳しくはこちら)のエドワード・ドレイク監督作品です。

という事で、ブルース・ウィリスの扱いは他の作品と同様の一応出演している、という程度の出演の仕方となっています。

で、実際の主演はデヴォン・サワです。

懐かしの(キャスパー)や(ファイナルデスティネーション)の一作目の主人公を演じていたあの、カワイイ感じの高校生が、

年月を経て、まさかの前科者のタトゥーショップの店長役を演じています。

キャスパーの頃のデヴォン・サワ
ファイナルデスティネーションの頃のデヴォン・サワ
ちょいワルな本作のデヴォン・サワ

風貌の変わりようと、声変わりで、鑑賞し始めてからしばらくは、同一人物だと気付きませんでした。

一応ジョン・トラボルタ主演の(ファナティックハリウッドの狂愛者)(詳しくはこちら)ではストーカーされるスター側、

という華やかな役柄を演じていたので、まだ元スター感が出ていましたが、本作のドスの効いた役柄が、今現在の風貌とぴったりとハマっていて、

存在感と説得力が物凄くある役柄となっていました。

さらに、そのデヴォン・サワの実質的にはパートナーぐらいの刑事役で、ウェス・アンダーソン作品や(ゾンビランドダブルタップ)(詳しくはこちら)等の人気作に出演している

ルーク・ウォルソンが登場し、殺人事件の真相を追うデヴォン・サワとコンビを組んでいきます。

ルーク・ウィルソン

この濃いめの二人が存在感をかなり発揮していますので、当然いつも以上にブルース・ウィリスの存在感は薄めとなっています。

ただ、本作に関しては、物語自体は、完全に濃いめの二人が引っ張っていきますので、ブルース・ウィリス自体はそれほど物語進行とは関わらず、

前半と中盤あたりに少しづつと、クライマックスでは、物語上の重要人物に格上げとなる展開ですので、

ブルース・ウィリス出演作品としては、他の作品ほどには違和感ない登場の仕方となっています。

他の作品ほどの破城感がない、というのは良いのですが、芸達者で雰囲気もあるキャストがメインで二人も登場して、

しかも容疑者の一人が俳優という事で、映画(ドラマ)撮影の舞台裏を見せるという

興味を引くような展開がありながらも、本筋の殺人事件の捜査に全くスリル感がなく、主人公が第一容疑者のはずなのに、まるで緊迫感がありません。

どっちつかずなルーク・ウィルソンのキャラクターもはっきりしませんし、デヴォン・サワの悪ブレ感もいまいち乗り切れない、

という感じで、全体的に中途半端なイメージのノワールサスペンスとなっています。

ブルース・ウィリスはさておき、この二人が揃えば、もっとワクワクするような作品が出来そうですが、そうはならないのが、

やはりエドワード・ドレイク監督の真骨頂といった感じでしょうか。

結局、ブルース・ウィリスに制限があろうと、無かろうと、、どんな条件でも、この監督である限りは、同じような内容の作品が出来上がるのではないでしょうか。

という事で、ブルース・ウィリスの未公開作の連続リリースが続きますが、まだまだありそうですので、次回リリース作品に期待したいですね。

作品情報

2021年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション

監督・脚本 エドワード・ドレイク

出演 デヴォン・サワ、ルーク・ウィルソン、ブルース・ウィリス

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