おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆
ゾンビホラー+バディポリスアクション!!特殊メイク界の大物スティーブ・ジョンソンが担当した特殊効果とテンポの良い刑事アクションが融合した80年代B級アクションの面白さが詰まった痛快作!!
作品紹介
1989年1月28日公開
今回ご紹介するのは、刑事アクションにゾンビホラーを融合する、というB級魂をくすぐる展開が痛快な刑事アクションです。
それでは、まずはあらすじから、
ロス市警のはみ出し刑事コンビロジャー(トリート・ウィリアムズ)とダグ(ジョー・ピスコポ)は、頻発する強盗事件を調べるため現場に急行するが、
そこで出くわした二人組の強盗は、銃弾で撃っても倒れず、息の根を止めるまで抵抗し続けていた。
さらに、その二人組を検視したレベッカから、その二人組は以前に検視した死体である、という驚愕の事実を知らされるのだった!?
バディポリスアクションにゾンビホラー要素を混ぜる、というB級魂溢れるアクションコメディ作品です。
その分かりやすい作品趣旨通りに、ストーリーも見せ場も、こういう作品に期待される要素がてんこ盛りに詰まった快作となっています。
監督はマーク・ゴールドブラッドという事で、監督作自体は本作と人間核弾頭だったころのドルフ・ラングレン主演の(パニッシャー)ぐらいしかありませんが、
(アルマゲドン)、(ターミネーター)、等多くのメジャー作品に編集として携わっている才人ですので、本作でも非常にキレのあるテンポの良い場面展開となっていて、
名編集者としての手腕をいかんなく発揮している作品となっています。
さらに本作の最大の魅力の一つである特殊効果は、(ゴーストバスターズ)、(スピーシーズ)、(ヴァイラス)、(モンスターパニック)(詳しくはこちら)等の
特殊メイク界の伝説スティーヴ・ジョンソンが担当しています。
スティーヴ・ジョンソンのゾンビメイクとどこか愛嬌のあるモンスター達の造形が、グロいけれども不快感は薄いという、
絶妙にエンターテイメント内に収まっている魅力的な表現となっていて見せ場を盛り上げています。
主演は(ザ・グリード)(詳しくはこちら)等、B級作品のヒーローとしても活躍しているトリート・ウィリアムズと、
(サタデーナイトライブ)等で人気のコメディアン、ジョー・ピスコポという絶妙に良いB級感の漂う二人が主演の二人を演じています。
というように魅力的なスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、いたってシンプルとなっています。
はみ出し刑事コンビが射殺した強盗は実は既に一度死んで蘇生した死人、いわばゾンビで、その謎を探っていくうちに、
研究所で実験動物を殺処分する装置と、蘇生する装置に行き当たります。
で、やっぱりロジャーの方が死んでしまう事になり、悲嘆にくれるダグは蘇生装置で、ロジャーを蘇生させ、ゾンビコップが誕生し、自分を殺した犯人を捜査する、という大筋になっていきます。
面白いのは、物語進行中もロジャーの身体の腐敗は進んでいきますので、時間経過と共にゾンビメイクがだんだんとハードになっていきます。
着ている衣装も登場したときはスーツとネクタイ着用のエリート風な風貌が、激闘を経てボロボロになっていき、それに伴いゾンビ度も上がっていきますので、
ゾンビの完成形へと近づいていきます。
対する悪党側も死んだ状態から蘇生された悪漢が多いので、中にはモンスター化している者もいたりで、ゾンビVSモンスターゾンビな見せ場も満載となっています。
一応、腐敗はどんどん進んでいきますので、完全に腐りきってしまうまで約12時間しか動けない、という悲劇的なタイムリミットがありますが、
本作はそこは完全にコメディ寄りの設定として悲劇的なドラマ展開は無く、あくまで、『それまでしか動けないなら、それまでに黒幕をやっつけてやるぜ!』
的なさっぱりした陽性の主人公像となっていますので、それがまた作品の明るい魅力となっています。
という事で、分かりやすい設定、見やすいテンポのアクション、そして見事な特殊メイク、という沢山魅力の詰まったB級ゾンビコメディとなっていますので、
ホラー好きの方やアクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
気軽にサクッと鑑賞できてストレス発散できる良作B級作品の見本のような作品ですよ。
作品情報
1988年製作 アメリカ製作 ホラーアクション
監督 マーク・ゴールドブラッド 特殊メイク スティーブ・ジョンソン
出演 トリート・ウィリアムズ、ジョー・ピスコポ、リンゼイ・フロスト、ダーレン・マクギャヴィン、ヴィンセント・プライス
その他のゾンビホラー作品
低予算ながらも意外に特殊メイクに力の入ったゾンビホラー(YUMMYヤミー)はこちら
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こんにちは。「あなたの知らないワゴンセール」のS原です。
まぁくさん。さすがです!あの「ゾンビコップ」を取り上げるとは・・・!
これ、大好きなんですよ~。なんというかVHS時代の雰囲気満載というか、良いですよねえ。
ちなみにこの映画は、こちらのブログでも取り上げる予定です。やっぱりこうやってチョイスする映画がたまにダブりますね。「スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合う」ってことなんでしょうね。そして一般人からみると、我々のスタンドはショボいんでしょうね(苦笑)
あーそうそう。「霊幻道士Ⅹ 最強妖怪キョンシー現る」の記事を読んで、どうしてもDVDが欲しくなって探しましたよ(笑)そしてゲットしたので、こちらも近いうちに取り上げる予定です。
毎日楽しく読んでいます。しんどくなったらペースを落としても良いので、ぜひ末永く続けてくださいませ。お互いに頑張りましょう。
こんにちはS原さん、コメントわざわざありがとうございます!ゾンビコップ、良いですよね!ゾンビとコップという単純明快な設定が最高ですね(笑)!ゾンビになっているのに、それほど気にせず悪党を追いかける主人公がまた最高です。運営されているブログ(あなたが知らないワゴンセール)でも記事にされる、という事で、おっしゃる通りスタンド使いはスタンド使いと惹かれ合いますね!記事にされるのを楽しみに待っています!(霊幻道士)新シリーズの記事も読んでくださってDVDご購入されたという事で、少しでもきっかけにしていただいてとても嬉しいです!そちらの記事も楽しみに待っています!私の記事も毎日読んで下さっているという事で、励ましの言葉もかけて下さり、本当にありがとうございます!毎日のブログ更新にもご心配頂いて本当にありがたいです!S原さんも、お体に気を付けて、お互い頑張りましょう!
しつこくすいません。S原です。
「ゾンビコップ」で思い出したのですが、たしかよく似た感じの映画で「エイリアン・コップ」というのもありましたよね?
おじさん2人(エイリアンという設定)が、女性を奪い合うストーリーだったような……意外とよく出来た映画だったと記憶していますが、まぁくさんは観ましたか?
まぁくさんはレンタル店で働いていたんですよね。当時、「ゾンビコップ」とか「エイリアン・コップ」は、レンタル店では借りられていたんでしょうか?気になります・・・もちろん私は借りましたけど(笑)
もちろん未DVD化の映画ですので、まぁくさんの「未DVD化映画特集」で取りあげるかもしれませんね。というか取り上げてください。あのコーナー、すごく好きなんですよ~!
引き続きコメントありがとうございます!(エイリアンコップ)は(ゾンビコップ)と並んで人気でしたね!当時は、良くテレビの洋画劇場で放映していましたが、放映されるたびにその直後にレンタル中となっていました。おそらく途中から観た人が、初めからちゃんと観たくてレンタルしていたのだと思います。(ヒドゥン)そっくりな物語でしたが、面白い作品でしたね!(未DVD化のレア作品)の記事を楽しみにしてくださっている、という事で、凄く嬉しいです!(エイリアンコップ)も取り上げてみますので、またよろしくお願い致します!